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新型コロナウイルス 喫煙者の致死率が高い?
新型コロナウイルスの重症化率 男性は女性の3倍の要因とは
新型コロナウイルスによる肺炎は、たばこを吸っている人が重症になりやすい可能性が出ています。
中国で死亡した感染者の割合は男性でとくに多く、喫煙率が高いこととの関係が指摘されています。
中国の感染者8900人のうち
•感染者の半数は50才以上
•全体致死率:3.1%
•男性致死率:4.5%
•女性致死率:1.3%
と男性が女性よりも3倍以上の致死率があることが判明しています。
タバコが重症化の要因?
要因ははっきりしていませんが、男性に多い喫煙習慣が一つの要因として関連が疑われています。
2018年の日本の喫煙者の割合は、男性27.8%、女性8.7%と男性が女性の3.1倍となっています。
この結果が疑われている要因となっているようです。
またWHOの緊急対応責任者のマイク・ライアン氏も「タバコがあらゆる呼吸器感染症を悪化させる要因」,「喫煙率が高いために重症化するケースが高い件についてはまだ証明されてはいないが大きな関心がある」としています。
さらに、台北退役軍人総合病院の陽光耀医師は
「性別や喫煙が感染の可能性に影響を与えることはないが、喫煙者がウイルスに感染すると症状がより深刻になりやすい」と報告しています。
日本禁煙学会が患者の喫煙歴に着目して中国から発表された二つの論文を分析
1. NEJMに武漢を中心とした中国のCOVID19感染症患者1099名の臨床所見のまとめが発表されました。
2. 喫煙者は生涯非喫煙者よりも重症化あるいはICU・レスピレータ管理・死亡というエンドポイントに到達するリスクが大きかったことがわかりました。
3. 生涯非喫煙者とくらべて、現在+過去喫煙者の重症化リスクが1.66倍、人工呼吸器装着or死亡のリスクが3.24倍となっていました。
との分析結果を2020年2⽉29⽇公開しました。
引用元 日本禁煙学会 喫煙で、人工呼吸器装着or死亡のリスクが3.24倍となる
今後日本でもこの報道が広まれば喫煙者が減る可能性がある?
さらに喫煙者が住みにくい世の中になりそうですね。