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東洋医学から学ぶ 疲れやだるさに効果的な 血の巡りを良くする簡単薬膳レシピ

 

疲れやだるさが取れないと、毎日が辛いですよね。

疲れやだるさというのは、東洋医学では「血の巡りが悪い」ことを言います。症状はないけれども、普段の生活での疲労感やストレスで、知らない間に体や内臓に負担をかけているのかもしれません。そんな時は薬膳の「血の巡りを補う」材料をうまく使って、体を元気にしていきましょう。

 

疲れやだるさの原因

具体的にどの臓器に負担がかかっているのかは、個々人の体質によるところもありますが、東洋医学では「心臓」または「肝臓」の負担が大きいとされています。

心臓は全身へ血流を送る臓器、肝臓は血液を解毒したり、消化を助ける働きがあります。どちらも負担をかけすぎると、冷えや食欲不振、体のコリを引き起こすそうです。

そうなる前に食生活を工夫して対策していきましょう。

 

薬膳の効能、効果

血の巡りを良くする材料は、野菜ではホウレン草や玉ねぎ、えんどう豆です。ホウレン草は鉄分の他にカロテンやビタミン類だけでなく、ミネラルも豊富。特に旬である冬場のビタミンCは、旬でない季節と比べても3倍も多く含まれています。肉類ではビタミンB群が多い豚肉がおすすめ。果物はクエン酸がたくさん入っている、みかんやオレンジが疲れた体を助けてくれます。食欲が落ちてきたときは、酸味のある果物が嬉しいですよね。

 

薬膳レシピ

疲れやだるさを吹き飛ばす、簡単ですぐに作れる料理をご紹介します。

 

「豚肉とほうれん草の生姜炒め」

豚肉と緑黄色野菜のホウレン草は、手に入りやすい食材の上、栄養バランスもバッチリ!いろんな料理にアレンジできるので、ぜひ試してみてください。

 

準備するもの(2人前)

・豚肉 150g

・ホウレン草 1袋

・玉ねぎ 1/2個

・生姜 ひとかけら

・卵 1個

・合わせだし 和風だし小さじ1、しょうゆ大さじ1、酒大さじ1

・塩コショウ 適量

・油 大さじ1/2

 

薬膳の作り方

1)豚肉、ホウレン草は3cm幅に切り、玉ねぎは縦に細切りにする。生姜は千切りにする。

2)フライパンに油をひき、豚肉、玉ねぎの順に炒めていく。

3)玉ねぎがしんなりしてきたら、ホウレン草と生姜を入れて炒める。

4)肉と野菜をフライパンの端に寄せ、空いたところに溶き卵を入れ、大きく混ぜ合わす。

5)合わせだしを入れて、塩コショウで味を整える。

6)全体に火が通ったら完成

 

料理のポイント

最後に整える塩コショウです。生姜や合わせだしを合わせた後、味見してバランスをみて付け加えると、料理全体が引き締まります。

 

生姜はおろし生姜でも代用可能です。生姜と豚肉が相性抜群で食欲をそそります。生姜は体を温め、血の巡りを助けてくれる食材なので、寒い季節に重宝します。

 

 

まとめ

季節の移り変わりや、環境の変化、毎日のお仕事にと疲れがたまるタイミングはたくさんあります。すぐに回復できればいいのですが、長引いてだるさが取れないと、日々の生活に影響しかねません。

睡眠や運動だけでなく、食事の選び方を参考にして、体を休めていきましょう。

 

下記の東洋医学専門家コラムでは、鍼灸(ツボ)やヨガを用いた、「疲れやだるさ」の改善について紹介しています。

参考になさってください。

 

・東洋医学専門家コラム

東洋医学から学ぶ 疲れ・だるさの改善 鍼灸治療

東洋医学から学ぶ 身体と心を整える 朝ヨガと夜ヨガ

東洋医学から学ぶ 疲れを感じたら ツボ刺激による自己ケア

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