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関節痛(関節リウマチ)の原因とアーユルヴェーダでの対処方法

関節痛(関節リウマチ)

 

朝起きたときや長時間同じ姿勢でいたあと、あるいは歩いたあとなどに、ひざやひじ、指などの関節が動きにくかったり、ちょっとした仕草で痛みを感じたことはないでしょうか。とくに寒い時期には、関節の痛みもいっそう感じやすくなります。こうしたこわばりや腫れ、痛みがあったら、関節に炎症が起きている可能性があります。

 関節痛(関節炎)は、さまざまな原因から起こります。その代表的なものが、リウマチです。ただ湿布薬などで自己治療をしていると、一時的には痛みが軽くなっても、かえって症状を悪化させかねません。関節にこわばりや腫れ、痛みを感じたら、その原因を知ったうえで、きちんとした予防や治療を行うことが大切です。節々の痛みが辛い関節痛、日常の生活を工夫するアーユルヴェーダで、改善していきましょう

 

関節痛(関節リウマチ)の原因について

 

関節痛は関節の炎症に起こる症状です。

痛みのほかに、腫れや発熱、こわばりや脱力感を感じます。筋肉痛のような痛みがあり、痛風の発作に似た衝撃があります。原因は「異物を認識し排除するための役割を持つ免疫系が、自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し攻撃を加えてしまう、自己免疫疾患」です。

 免疫は、体内への細菌などの侵入を防ぐ大切な機能ですが、過剰に働くと私たち自身のからだの一部を攻撃してしまうことがあります。免疫異常は、全身にさまざまな影響を及ぼしますが、そのうちの関節に起こる症状が関節リウマチです。

自己免疫疾患は、肥満やストレス、食事やライフスタイルが大きく関係していると言われています。今回は、食生活・ライフスタイルを工夫するアーユルヴェーダで、関節痛(関節リウマチ)を和らげる、自己免疫疾患にならない、なりにくい対策をご紹介します。

 

 

 

アーユルヴェーダから学ぶ関節痛(関節リウマチ)の原因と対策

 

アーユルヴェーダでの関節痛(関節リウマチ)の原因とは

 

アーユルヴェーダでは関節痛(関節リウマチ)は、アーマヴァータと呼ばれ、アーマ(老廃物)の蓄積とヴァータまたはカパの乱れが関係していると考えられています。

関節痛をやわらげるには、ヴァータやカパのバランスを整え、アーマを取り除く必要があります。

 

 

関節痛を和らげるヴァータの乱れを整える方法

 

ヴァータは冷たく乾燥しているものに宿りやすい性質がありますので、食事は暖かいものがベストです。食材は生野菜ではなく、火を通した野菜にしましょう。よく噛んで食べることも、ヴァータのバランスを取る上で大切です。他にもお風呂も湯船に浸かり、足元を冷やさないなどの生活の工夫が効果的です。

 

 

関節痛を和らげるカパの乱れを整える食べ物

 

体の滑らかさ、柔軟性、堅固さを保ち、関節の機能を保つためには、カパのバランスをとる食べ物が必要です。冷たくて乾燥している冬には特にそうした食べ物が大切です。 オクラ、スプラウト、パンプキンシード、ほうれん草、ブラックビーンズは体のスレシャカカファを回復させ、関節の痛みを緩和します。

 

 

関節痛を和らげるアーマを取り除く方法

 

老廃物を意味するアーマは、関節などにたまりやすく、老廃物の毒素が原因で炎症を起こします。アーマは一度たまると取り除きにくいので、蓄積される前の予防が大切です。おすすめは、関節のこわばりを取るマッサージです。

温シップ法のピンダ・スウェーダーは蒸気で熱したハーブパックを使ったマッサージです。アーユルヴェーダ専門店で体験することができます。

 

家では温めたごま油で全身マッサージすることで、痛みを少しずつ和らげることができます。焙煎していないごま油を、100度まで温めた後、冷まして使うのがインド流です。気になるところをマッサージすることで、溜まったアーマをリンパに流し込んでいきましょう。

 

 

関節痛の緩和に効果的なのヨガのポーズ

 

ネコのポーズ、チャイルドポーズ、牛の顔のポーズは関節を滑らかにしてくれます。痛みがとれてから、こうしたポーズを実施してください。これらのポーズを続けると、関節の柔軟性と滑液が改善し、関節まわりの筋肉を強化します。

関節痛にお悩みの方はさっそく試してみてくださいね

 

 

最後に、

 

◆心身の休息を充分とり、食事や睡眠など規則的な生活を心がける。

◆香り・音楽などでリラックスする。

◆心配しがちな心を、楽しい事で安らげるように工夫する。

◆食事は温かいもの、消化のよいものを摂る。

◆シャワーなどで済まさず、入浴時には体を温める。

◆体を冷やしたり、風が当たらないように注意する。

 

等を心がけましょう。

高齢化とともに、多くの人が悩む間接痛。インドでは痛みは全てヴァータやカパの乱れアーマの蓄積とも言われています。食事やマッサージやヨガを取り入れて、健やかな身体にしていきましょう。

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