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東洋医学から学ぶ アーユルヴェーダ式 抜け毛の予防と対策

お家で出来るアーユルヴェータ

 

髪の毛が薄くなってきたり、抜け毛が気になり始めたら、アーユルヴェーダで生活を見直してみませんか。

健やかな髪の毛は普段の生活から作ることができます。

 

 

抜け毛の原因

 

抜け毛の原因はたくさんありますが、ストレスをや睡眠不足、過労、偏食などの生活習慣不良や加齢、紫外線の影響、皮膚疾患などがあります。

 

男性の場合、遺伝の影響も考えられます。

 

髪の毛は1日50〜100本程度は、自然抜けていきます。

髪の毛には成長サイクルがあるので、通常抜けても自然に生え変わってきます。しかし様々な原因で血行が悪くなったり、ホルモンバランスが乱れると、髪の毛のサイクルが狂ってしまい、抜け毛や脱毛に繋がります。

 

また女性の薄毛や抜け毛の原因は、いくつも考えられます。

 

出産後や更年期に毛髪が抜けやすくなる方が多いことはよく知られていますが、ホルモンバランスの変化や乱れも原因の一つです。

加齢によるもの、栄養不足、合わない生活習慣、ストレス、髪の洗いすぎなどもあげられます。またカラーやパーマなど頻回に行うと、髪が傷んでしまい抜け毛が増えることがあります。

 

 

アーユルヴェーダからみた抜け毛の症状

 

アーユルヴェーダでは抜け毛や脱毛は、「ピッタ」エネルギーが増えていると考えます。

ピッタは変化や代謝の役割を持つエネルギーで、身体の中にある3つのエネルギーのうちのひとつです。

 

ピッタのバランスが整っているときは、活力があり、食欲がわき、集中力を高めていきます。

逆にアンバランスになると、脱毛や抜け毛の他に、肌のトラブルや怒りっぽい、消化器症状に悩まされることが多くなります。

 

その他ピッタの乱れにより、

・皮膚に赤い発疹ができる

・口内炎ができる

・口内に酸味を感じる

・体内のほてりや灼熱感

・軟便、下痢になる

・白目が充血する

・頭痛が生じる

・怒りっぽくなる

・批判的になる

・論破したくなる

などの症状があらわれやすくなります。

 

当てはまる方は、まずピッタの鎮静を心がけてみましょう。

ピッタは燃える火のような熱い性質を持っているので、それらを沈める工夫が必要です。

 

 

アーユルヴェーダでの抜け毛の予防と対策

 

ピッタを沈めてバランスをとるには、リラックスすることが大切です。

 

瞑想はピッタを鎮めるのに最適な方法です。

静かな場所に座って、何も考えない時間を取りましょう。ストレスでイライラしているときは、アロマやヒーリング音楽も効果的です。

 

食事も髪の毛に影響します。

暴飲暴食やアルコール、辛味・酸味・塩味の刺激物は控えて、新鮮な果物や緑黄色野菜を取るように心がけましょう。特にピッタが高まっているときは、カフェインやスパイス、消化器に負担をかける油っぽいものを避けましょう。

冷たいものや甘いものが欲しくなるかもしれませんが、症状を悪化させます。

ピッタは規則正しく食べることも大切なので、食事を抜かないようにしましょう。

 

また頭皮マッサージで血行を良くするのがオススメです。

頭のてっぺんにオイルを塗り、指の腹で下、そして外側に向かってなじませます。

そして、つまむような動きを意識して親指と指先で頭皮を持ち上げ、そして離すような動きで頭皮をマッサージし、手を前後、側面から側面に動かして、頭全体を手のひらで覆ってください。

次に、指先で頭皮に小さな円を描きながら、生え際から頭蓋骨までを均一な、心地のいい圧を維持してマッサージしてください。

最後に、手のひらで頭皮全体に大きな円を描くようにさすります。

気持ちの良いところは、老廃物が溜まっている証拠。何度か押していきましょう。

 

ヨガのポーズでは「ウサギのポーズ」をすると、頭に程よい刺激を感じることができます。

ウサギのポーズ

<ポーズの手順>

  1. 正座の状態からスタートする
  2. 額を床につけ、両手を腰の後ろで組む
  3. ゆっくりと息を吐きながら頭頂部を床につけて、お尻を持ち上げる
  4. 腰がひざの上にくるような姿勢になったら、脚全体で床を押して下半身を安定させる
  5. 息を吸いながら、組んだ両腕を天井方向へ伸ばす
  6. 深い呼吸を30秒ほど繰り返す。頭頂部への程良い刺激や、両腕や背中が伸びていることを感じながら行う
  7. 息を吐きながら両腕を腰の後ろに戻し、ゆっくりと元の姿勢に戻る

 

<ポイント>

無理に腕を上げなくてもOK

うさぎのポーズは首に負担がかかりやすいため、できる範囲で行いましょう。痛みを感じたらすぐにやめ、無理をしないように注意して取り組みましょう。腕を上げるときに頭頂部や腰の位置が動いてしまう場合は、無理に腕を上げようとしなくても問題ありません。

 

 

〇ピッタを整える簡単料理レシピ「イワシ缶とビタミンEのレシピ」

イワシの缶詰トマト煮

 

材料

・イワシ缶:1缶

・カゴメ基本のトマトソース:1缶

・ブロッコリー:1/4個

・ミニトマト:4~8個

・玉ねぎ:中1/2個

・キャベツ:1/8個

 

作り方

1) ブロッコリー、玉ねぎ、キャベツを食べやすい大きさに切る。

2) トマトソースをフライパンに入れて野菜とイワシ缶(汁ごと)を入れる。

3) フライパンにフタをして10分程度蒸して野菜に火が通ったら完成。

 

 

まとめ

 

頭皮マッサージはオイルをつけもOKです。その場合は髪の毛がべとつくので、お風呂に入る前に行ってくださいね。

アーユルヴェーダは生活に取り入れやすい工夫ばかりなので、気になったらぜひ試して見てください。

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