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東洋医学から学ぶ 忘年会シーズン突入 二日酔いに効果的な簡単薬膳レシピ
身体のだるさがこたえる二日酔い。朝目覚めた時に「しまった」と、後悔するものの、いい手立てが見つかりませんね。東洋医学で二日酔いの時に効果抜群、薬膳をご紹介します。
二日酔いの原因
二日酔いとは肝臓でアルコールが分解されて出来るアセトアルデヒドが、全身に回ることで全身倦怠感、頭痛、吐き気、胸焼けを感じることを言います。
またアルコールを飲むと胃逆流性食道症になりやすくなり、そのせいで消化症状を引き起こす場合があります。
アセトアルデヒドは時間が経つと肝臓で分解され、症状が収まってきますが、肝臓で分解される容量は個人差があります。
そのため飲みすぎると二日酔いになる人と、ならない人がいます。
二日酔いに効果的な簡単薬膳レシピ
二日酔いに効果的な食材
二日酔いの時は全身に水分が足りない状態になっています。
アルコールを分解するときに体内で水分を使い、また利尿作用のあるお酒が脱水を助長します。
東洋医学では肝臓をサポートする食材は酸っぱいもの、柑橘類、緑黄色野菜であるトマト、ニラ、小松菜、春菊と言われていますが、無理に食べるより、食べやすいのを口にするのが良さそうです。
今回は二日酔いの時に頼りたい薬膳をお伝えします。
ムカムカして食事ができない時に「二日酔い常備ドリンク 梅ジュース」
二日酔いの口にできるのは、スープやジュースではないでしょうか。
二日酔いになると、体が動かないので事前に作り置きしておきましょう。
準備するもの
・青梅 約500g
・氷砂糖 100g
・米酢 100cc
・5リットルビン(蓋つき) 1個
薬膳の作り方
1)瓶は熱湯消毒し、よく乾かしておく。
2)青梅を軽く洗い、3時間ほど水に浸ける。
3)よく水気をふきとり、つまようじでへたをとる。実に穴はあけない。
4)瓶に、氷砂糖→青梅を交互に入れて、米酢を注ぐ。
5)冷暗所にて保管。途中、発酵しないように時々優しくゆする。
6)1ヶ月弱で、氷砂糖が溶けたら飲み頃です。
7)実がしわしわになってきたら、ジュースだけボトルに移して冷蔵庫で保管してます。
ポイント
ヘタときちんと取ること。梅はヘタから腐ってきますので、取り忘れがないようにしましょう。
ジュースはそのままでは濃いので、水や氷で薄めるとベストです。
炭酸で割って疲労防止に!
二日酔いの時は、水で薄めた梅ジュースを飲むとさっぱりして、口の中も爽やかに。
梅のクエン酸も疲れた体をサポートしてくれます。他にも梅ジュースは鉄分やミネラルをたくさん含んでいます。
まとめ
お酒を飲む前に、食事を先に食べる、牛乳を飲んで胃に粘膜をはる、二日酔いしにくい栄養ドリンクを事前に活用するといった予防策もあります。
またお酒を飲み過ぎないようにチェイサーで、うまくコントロールすることも大切です。
薬膳と一緒にアルコールと上手く付き合っていきましょう。