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東洋医学から学ぶ 妊娠しやすい体つくりと簡単薬膳レシピ
妊娠しやすい体づくりは、赤ちゃんを授かるために必要な準備。
不妊の原因は人様々ですが、東洋医学ではホルモン調整を司る腎臓にスポットを当てます。今回は妊活を助ける薬膳をご紹介します。
不妊の原因は
不妊は女性だけの問題ではなく、男性側にも協力が必要と言われています。ただ女性の妊娠しやすい体づくりをする上では、食事の影響を考えずに入られません。
不妊の原因が子宮にある場合、卵子の排卵障害や卵管のつまり、子宮着床障害などが考えられます。
東洋医学で子宮に関係するのが、腎臓と肝臓。
腎臓はホルモンバランスを調整し、肝臓は子宮へ血液を送っています。
妊娠しやすい体を作る簡単薬膳レシピ
妊娠しやすい体を作る食材
薬膳では腎臓はホルモンや水分を調整する機能として考えられてます。食材では塩分のある魚介類のイワシ、サバ、イカ、タコ、カニ、シジミ、アワビ、牡蠣や海藻類のワカメ、ヒジキ、調味料の味噌、しょうゆなど。
肝臓はイライラや血の巡りをコントロールする機能を持っています。食材は酸っぱいものである梅やレモン、ざくろ、トマト、酢の物などがあります。
また身体の冷えも不妊に関係しています。身体を温める食材、生姜、長ネギ、長芋、里芋、ニンニク、サンショウ、ニラ、わさびなども有効です。
ホルモンバランスと水の流れを整える簡単薬膳レシピ「サバのトマト煮」
準備するもの(2人前)
・サバ半身 1枚
・玉ねぎ 1/2個
・しめじ 50g
・おろしニンニク 適量
・ホールトマト缶 200g
・パセリ 適量
・コンソメ固形 1個
・塩コショウ 適量
・酢 適量
・オリーブオイル 適量
薬膳の作り方
1)サバは4つに切り、塩コショウ、おろしニンニクで下味をつける。
2)玉ねぎ、しめじはみじん切りにする。
3)フライパンにオリーブオイルをひいて、玉ねぎを炒める。玉ねぎの色が透き通ったら、サバを片面ずつ焼いていく。
4)サバに火が通ったら、ホールトマトを潰しながらフライパンに入れる。しめじも入れて、コンソメと水200ml加えて弱火で10分ほど煮る。
5)塩コショウ、酢で味を整えて完成。パセリを上に乗せる。
ポイント
サバに下味をしっかりつけると、臭みがなく美味しく仕上がります。野菜の食感とトマトソースが絡み合い、食欲をそそる一品です。
最後に酢を加えて酸味を出しているので、食欲がないときもおすすめ。肝臓と腎臓を強くする一押しレシピです。
まとめ
不妊治療は神経質になるとストレスがかかり、夫婦にもよくありません。焦るのではなく、普段の暮らしのできる範囲から取り入れて、妊娠しやすい習慣づくりをしていきましょう。