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東洋医学から学ぶ 腹痛に効果的な簡単薬膳レシピ
消化管が弱くて、すぐにお腹を下してしまう。そんな時は東洋医学で消化吸収を助ける食材を利用しましょう。薬膳は食べればすぐに治るといった薬ではありませんが、普段から利用することで、健康維持につながります。
今回はお腹に良い薬膳をご紹介します。
腹痛の原因は
腹痛が起こる原因は一概には言えませんが、主に腸や消化不良によるものだと考えられています。いつまでも腹痛が続くようなら、医療機関の受診を進めますが、単純に消化が悪い時は薬膳を使って身体の負担を取っていきましょう。
東洋医学では消化吸収を司るのは心臓と言われており、心臓に繋がっている小腸が引き起こしている不調をケアしていきます。
腹痛に効果的な簡単薬膳レシピ
腹痛に効果的な食材
東洋医学の消化吸収を支えてくれる食事は、苦味があるものです。
食材は肉魚の内臓、セロリ、キュウリ、ゴーヤ、菜の花、春菊、タケノコ、パセリ、ふき、緑茶、はちみつ、コーヒーなど。どこか苦味の感じる食べ物になります。野菜が多く当てはまります。特に苦味成分は、抗酸化作用があると言われています。
苦味は美味しい成分とは言えませんが、体に必要な栄養素です。料理で食べやすくして、取り入れてみましょう。
消化吸収の良い「春菊のごま和え」
準備するもの(2人前)
・春菊 1/2束
・ニンジン 1/4本
・みりん 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1/3
・白ごま 適量
薬膳の作り方
1)塩を入れたお湯を沸騰させて、春菊を茹でる。茎の方が柔らかくなったら湯ぎりして、ざく切りにする。
2)ニンジンは短冊切りにして、茹でて粗熱を取っておく
3)調味料と春菊・ニンジンを合わせた後、白ごまを混ぜて完成
ポイント
白ごまの前に調味料で味付けすること。そうすることで、ごまが調味料を吸い取らず、万遍なく味が行き渡ります。
春菊は固さが気になるなら、茎の部分はざっくり切り落としてしまいましょう。
春菊の苦さを味わいつつ、美味しくいただける春のレシピです。
白ごま以外でも。ピーナッツやクルミ和えも合いますよ。
消化吸収の良い心と身体が温まる「春菊のお味噌汁」
準備するもの(2人前)
春菊1/4 パック
しめじ1/4 パック
えのき茸1/4 パック
だし汁 400cc
味噌 適量
薬膳の作り方
1)鍋にだし汁を入れて沸騰させる。
2)春菊は食べやすい長さに切る。しめじ、えのきは石づきを切り落とし、手でほぐす。
3)1に2を入れ、火が通ったら味噌を入れる。沸騰直前で火を止め、椀に盛り付ける。
ポイント
春菊は火が通り過ぎない方が好きな方は、最後にさっと煮る程度にしてください。
まとめ
お腹の調子が悪いと、仕事や生活も力が出ませんよね。
消化器が弱い方は普段から薬膳を取り入れて、腸を強くしてみてはいかがでしょうか。