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口内炎と舌がんの違い 口内炎の改善方法について

口内炎と舌がんの違い

 

お口のトラブルで多いのが「口内炎」です。

 

一度できるとなかなか治らず、食事のたびに食べ物があたって激痛が走る…なんてつらい経験をされたことがある方も多いのではないでしょうか。

中には何度も繰り返しできるという場合も・・・

 

また口内炎と見た目とよく似ているのが、発症初期の舌がんです。

「口内炎だからいつか治るだろう」と放置し、発見が遅れてしまうケースも珍しくありません。

 

堀ちえみさんも、舌の裏にできた小さなできものを口内炎と思い込み、痛みを我慢し続けたために舌がんをステージ4にまで進行させてしまいました。

 

舌がんを早く発見するためには、口内炎との違いについて知っておく必要があります。

 

そこで今回は、口内炎と舌がんの違いや舌がんの見分け方、漢方から視る口内炎の原因と口内炎をカラダの中から改善してくれる漢方薬、そして口内炎におすすめの食材をご紹介します。

 

 

 

口内炎と舌がんの違いは?

 

舌がんとは舌の上皮細胞ががん化したもので、典型的な初発症状は舌の両側の縁にできる硬いしこりです。

初期は痛みがない場合が多いですが、歯に当たるなどの際に痛みを伴ったり、出血したりすることもあります。

通常、自然治癒することはなく、進行するにつれて症状が悪化していきます。

 

一方、口内炎は口の中の粘膜に生じる炎症の総称です。

いくつか種類がありますが、一般的な口内炎(アフタ性口内炎)は強い痛みを伴う数ミリの灰白色~黄白色の潰瘍かいよう(えぐれた状態)が生じます。

口の中のさまざまな部分の粘膜にでき、舌に発症することも多くあります。一般的な口内炎であれば、1~2週間程度で自然治癒します。

 

舌がんと口内炎は違う病気ですが、見た目が似ている場合が多いことから、舌がんを口内炎だと思い、そのまま放置してしまう方は少なくありません。

 

がんは総じて、治療の開始が早ければ早いほど完治の可能性が高まるため、早い段階で発見することが大切です。

 

 

舌がんの特徴やできやすい部位は?

 

舌がんの特徴は、舌にできる硬いしこりで、多くの場合、しこりは舌の縁にできます。

初期は病変が小さく、自覚症状に乏しいことが多いですが、しこりが歯に触れた際に痛みや出血を伴うこともあります。

進行すると潰瘍となり、痛みや出血が持続的に起こったり、口臭を強く感じたりします。

 

舌がんが発症しやすい部位は舌の両側の縁ですが、舌の裏側にできることもあります。

舌の裏側は見えにくい場所であるため、自分では気づきにくく、歯科を受診した際などに発見されることが多いといわれています。

なお、舌の表面や先端にがんが発生することはほとんどありません。

 

 

舌がんの見分け方

 

初期の舌がんと口内炎は見た目が似ているものの、自覚症状や症状が起こる期間などから見分けることができる場合も多くあります。

以下のような場合は、口内炎ではなく舌がんの可能性があります。

 

 

舌の口内炎が痛くない

 

一般的な口内炎(アフタ性口内炎)は、病変部分に何かが当たったときなどにしみるような痛みやピリッとする痛みを感じますが、初期の舌がんは痛みを伴わないケースもあります。

また、舌にしびれるような感覚がある場合や、舌が動かしづらいような場合も舌がんが疑われます。

 

 

舌の口内炎が2週間以上治らない

 

一般的な口内炎は1~2週間程度で自然治癒するため、2週間以上続く場合は舌がんの可能性があります。

そのほか、ウィルスや薬物が原因となる口内炎の可能性もあります。この場合は、原因が取り除かれないかぎり治りません。

いずれにしても、2週間以上治らないようであれば、一般的な口内炎ではないと考えましょう。

 

 

舌の口内炎が白い

 

舌に白い病変がある場合、“白板症はくばんしょう”が疑われます。白板症は舌がんではありませんが、前がん病変(がんの前段階)と呼ばれる状態で、後にがん化する可能性があります。

 

舌は鏡を使って自分で見ることができるので、歯磨きの時間を利用するなど、定期的にセルフチェックを行うことで、早期発見につなげることができます。自分で観察し、少しでもおかしいと感じたら医療機関を受診しましょう。

 

では次に、口内炎について見ていきましょう。

 

 

口内炎はなぜ出るの?

 

口内炎は身体の熱

 

西洋医学では、ストレスや疲れ、ビタミン不足、物理的な刺激、ウイルスによる感染などさまざまな原因が考えられていますが、漢方では、熱邪(ねつじゃ)と言ってカラダにたまった“過剰な熱”が原因だと考えられています。

過剰な熱が口の粘膜にたまることで、炎症を引き起こし、その結果、口内炎ができるとされているのです。

 

 

口内炎の本当の原因は?

 

では、なぜカラダに“過剰な熱”がたまってしまうのでしょうか?

実はそこがとても重要です。過剰な熱がたまってしまう原因こそが、口内炎の本当の原因。口内炎をしっかり改善させるには、その原因を見つけだし、解決することが大切です。

 

過剰な熱がたまる原因は人によってさまざま。まずはあなたの原因を見つけましょう。

 

① 食べすぎ、飲みすぎ

 

食べすぎは、胃腸を過剰に働かせることになり、たくさん運動するとカラダが熱くなるように、胃腸も動き過ぎるとオーバーヒート状態になり、過剰な熱がこもりやすくなります。

 

熱は上部に上がる性質があるため、胃腸にたまった過剰な熱は食道を伝って口の粘膜へ伝わりやすく、そのため口の粘膜の炎症やただれ、口内炎などを引き起こす原因になると漢方では考えられています。

食べ過ぎ同様、お酒の飲みすぎも要注意です。

 

お酒の飲みすぎは消化器官である胃腸だけでなく、解毒器官である肝臓も必要以上に働かせてしまいます。

また、漢方では、日本酒やワインよりも、焼酎やウイスキーは、カラダをしっかり温める熱性の性質があると言われており、飲みすぎはカラダに過剰な熱をためる原因になるとされています。

 

「お酒を飲んだ翌日に胃がムカムカする」「気持ちが悪い」「胸やけがする」「胃が痛い」など自覚症状のある人は飲みすぎで過剰な熱がたまっている可能性がありますので、注意しましょう。

 

 

② 辛いものや脂っこい食事の摂りすぎ

 

生姜、唐辛子、胡椒、ニンニクなど辛味の強い食材にはカラダを温める働きがあると言われていて、食べすぎはカラダに過剰な熱をためる原因になります。

また消化のしにくい、脂っこい食事やタンパク質の多い食事も、胃腸に負担をかけるため、過剰な熱がこもりやすく、口内炎を引き起こす原因になりやすいと言われています。

 

 

③ 風邪・熱性の慢性疾患

 

風邪による発熱もカラダに過剰な熱がたまる原因のひとつです。。

風邪のときに口内炎が出やすいのはこのためです。

また、長期にわたる発熱や炎症などの熱性の慢性疾患もカラダに過剰な熱をためこみやすく、口内炎を引き起こす原因になります。

 

 

④ ストレス

 

意外にも、ストレスが口内炎の原因になることもあります。

過度のイライラや怒りは熱を伴いやすく、カラダに過剰な熱をためる原因になりやすいと漢方では考えられています。

 

ストレスは特に舌と深く関係していると考えられていて、口の粘膜だけでなく、舌に口内炎ができたり、舌先が赤くなる、ヒリヒリするなどの症状も出やすいと言われています。

 

 

⑤ 慢性疲労・カラダの弱り

 

漢方では、慢性疲労や過度の不眠、虚弱体質など、カラダの弱りも過剰な熱がたまる原因になると考えられています。

同様に慢性的な胃腸の弱りは胃腸に過剰な熱をためる原因になるとされています。

 

疲れると口内炎が出やすい、午後になると微熱が出る、手足にほてりを感じるなどの自覚症状がある人は注意が必要です。

 

 

 

口内炎に効果のある漢方薬

 

口内炎をくり返す、なかなか治らないという人には「黄連解毒湯(おうれんげどくとう)」という漢方薬がおすすめです。

 

黄連解毒湯は、黄連(おうれん)、黄芩(おうごん)、黄柏(おうばく)、山梔子(さんしし)の4つの生薬からなる漢方薬です。これらは苦味健胃薬とも呼ばれ、日本では昔から家庭の常備薬として親しまれてきました。

黄連解毒湯はカラダにたまっている余分な熱を冷まし、炎症を鎮めることで、口内炎や皮膚炎などの症状を緩和してくれます。

口内炎だけでなく、胃炎や二日酔いにも効能・効果がありますので幅広く応用できる漢方薬です。是非試してみてください。

 

 

 

口内炎におすすめの食材3選

 

口内炎ができたときおすすめの食材は、カラダにたまった余分な熱を冷やす働きのある食べもの。

カラダの中からクールダウンさせて、口内炎の改善をサポートしてくれます。今回はその中でも特に、口内炎におすすめの食材を3つご紹介します。

 

みょうが

 

漢方では、みょうがにはカラダの余分な熱を冷やす清熱(せいねつ)の働きだけでなく、解毒の働きや腫れの改善をサポートする消腫(しょうしゅ)の働きがあると言われ、昔から口内炎に重宝されてきました。

刻んでお味噌汁に薬味として入れると簡単に美味しくいただけますよ。

 

 

 

漢方では、柿にはカラダの余分な熱を冷ます清熱の働きだけでなく、お酒の解毒をサポートする解酒毒(かいしゅどく)の働きもあると言われています。

お酒の飲みすぎで口内炎ができてしまったときには特におすすめですね。

 

 

タコ

 

漢方では、タコにはカラダの余分な熱をマイルドに冷ます涼性(りょうせい)の性質があると言われています。

またカラダを元気にする補気(ほき)の働きや、栄養を補う補血(ほけつ)の働きもあると言われていて、疲れたときやカラダが弱ったとき、また風邪などで体力を消耗したときなどにできやすい口内炎に特におすすめです。

 

 

 

まとめ

 

ごく初期の舌がんであれば5年生存率が90%以上と高く、発見が早ければ早いほど完治する可能性が高まります。

そのため、口内炎だと思っても放置せず、少しでもおかしいと感じたら、一度病院を受診するようにしましょう。

 

口内炎の場合は、口内炎の原因を解決し、またそれと同時に、カラダにたまってしまった過剰な熱を冷ましてあげることが、とても大切です。

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