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新型コロナウイルス 急変の予兆13の症状と呼吸を楽にするツボ
厚生労働省は28日、新型コロナウイルスに感染した軽症者や無症状の感染者の注意すべき緊急性の高い症状を公表しました。
感染しても、無症状で感染に気が付いていない場合も多くある一方で、軽症や無症状の方が、急に重症化、亡くなられた方もいらっしゃいます。
自分でも感染しているか、ご家族や周りの方が感染しているか、わからないのが現状です。
抗体検査を実施している米ニューヨーク州では、公表されている感染者数が実際には、約10倍以上いる可能性が示されています。
日本でも厚生労働省が、抗体検査キットの信頼性の評価を日本赤十字社に依頼をし、感染者の正確な人数を把握することとしていますが、いつになるかわからないのが現状です。
今回厚生労働省が発表した「緊急性の高い13の症状」に、ご自身、もしくはご家族や周りの方で、該当する項目が一つでもあれば、保健所や医師の診察を受けるようにしましょう。
厚生労働省が発表した緊急性の高い13のチェック項目
自覚症状について
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唇が紫色になっている
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息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
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急に息苦しくなった
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生活をしていて少し動くと息苦しい
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胸に痛みがある
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横になれない 座らないと息ができない
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肩で息をしている
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突然(2時間以内を目安)ゼーゼーし始めた
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脈がとぶ、脈のリズムが乱れる感じがする
ご家族から見た患者さんの様子
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顔色が明らかに悪い
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いつもと違う、様子がおかしい
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ぼんやりしている(反応が弱い)
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もうろうとしている(返事がない)
次に13の症状の中で、今すぐ自分で確認できる、呼吸数や脈拍の測り方について簡単にご紹介します。
唇が紫色になっている状態とは
血液中の酸素の不足が原因です。
肺または心臓の重い病気の多くは、血液中の酸素レベルを低下し、唇や皮膚が青っぽく変色します。
息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
呼吸は、無意識な状況で規則正しく1分間に約12から20回行われています。
ご自身の呼吸が乱れがないか、呼吸数が多くなっていないか確認してください。
脈がとぶ、脈のリズムが乱れる感じがする
人間の成人の安静時の心拍数の正常値は、1分間に60~100回とされていますが、平均的には60~70回で、85回以上は比較的まれな状態です。
また脈が正常な状態とは、左の図のように正確なリズムを刻みます。(右の図は乱れた状態)
次に脈の測り方をご紹介します。
脈拍数や脈に乱れがないか確認してください。
脈の測り方
安静時に楽な姿勢で2から3分座ってから脈拍を測ります。
それが,あなたの安静時の脈拍です。
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腕時計の秒針を見ながら脈を計るので,腕時計をつけている手で反対側の手の脈を測るようにします。
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手首の関節の少し下(肘より)の親指側に脈を触れます。
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脈をとるには,人差し指,中指,の2本(又は薬指を加えて3本)でこの脈を触れます。この時に2本(3本)の指を揃えるのがコツです。
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15秒間,腕時計で時間を測ってみましょう。
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15秒間の値を4倍すれば,それがあなたの1分間の脈拍数です。
次に保健所や病院で診察を受けることが最優先ですが、すぐに病院に行けない状態や行くまでの時間、緊急を要する時に呼吸を楽にするツボ肺兪(はいゆ)をご紹介します。
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息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
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急に息苦しくなった
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生活をしていて少し動くと息苦しい
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胸に痛みがある
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横になれない 座らないと息ができない
等の症状の時にお試しください。
呼吸を楽にするツボ 肺兪(はいゆ)
肺兪(はいゆ)というツボは、肩甲骨と背骨の中間にあり、肩甲骨の真ん中の高さにあります。
ツボの名前に「肺」とあるくらいですから、咳がひどい時、喘息で息苦しい時など、肺の調子が悪くなると硬くなります。
そのような時は、使い捨てカイロを「肺兪」のあたりに貼ってみて下さい。
じんわりと背中から胸へ、温もりが伝わるのがわかると思います。「肺兪」を温めるだけで、呼吸はいくぶん楽になります。
ツボの位置
背骨と肩甲骨の間2分の1、肩甲骨の高さ2分の1のところ。
ポイント
使い捨てカイロで温めると、胸まで温まり、呼吸が楽になります。
まとめ
今回は、新型コロナウイルス「緊急性の高い13の症状」、呼吸を楽にするツボ等についてご紹介しました。
いつ収束・終息するかわからず、どうしたら良いかわかりませんが、自分自身を見つめる良い機会だと考えると、少しは気が楽になれるかもしれません。
新型コロナウイルスのワクチンと治療薬が早くできることを期待して、新型コロナウイルスに負けずに乗り越えていきましょう。