カテゴリ
過去アーカイブ
ごま油うがいでデトックス ウイルス撃退! 歯周病予防! 便秘にも!
ごま油うがい(オイルプリング)をご存じでしょうか。
ごま油うがいは東洋医学の一つであるアーユルヴェーダの健康法の一つで、ごま油を口に含んでうがいをすると、体内に侵入するウイルスや細菌などの異物から体を守り免疫力を上げる効果、口内炎や歯周病、知覚過敏や口臭などの口腔内トラブルの改善や予防、顔のシワやたるみ、ほうれい線などの顔の老化サインの予防や改善等、体に良い効果がたくさんえられます。
今回は「ごま油うがい」についてご紹介します。
ごま油うがいのデトックス効果
体内に侵入するウイルスや細菌等の異物から体を守り免疫力を上げる
口の中にある細菌や、侵入してきた細菌を外へ排出するので、喉の痛みや花粉症の改善に効果があります。ごま油のデトックス効果で免疫力が上がるため、アレルギー症状の緩和を期待できます。細菌が体内に入り込む前にオイルで排出できるので、風邪予防につながります。
口内炎や歯周病、知覚過敏や口臭などの口腔内トラブルの改善や予防
40代以上の日本人の約80%以上が歯周病にかかっていると言われています。健康な人の口内にも虫歯や歯周病の原因となる細菌はたくさんいます。その細菌をごま油が磁石のような働きをして口内細菌を排出。ごま油でうがいをすることで、口内を清潔に保ちます。
オイルで菌を絡め取り、免疫力UPの健康体へ導く効果が期待でき、体の不調を回復します。
顔のシワやたるみ、ほうれい線などの顔の老化サインの予防や改善
ごま油でうがいすると、口の中からごま油が体に浸透し毒素を排出するデトックス効果や便秘解消にも効果を発揮します。私たちの体は毒素排出の際、とてもエネルギーを消耗します。ごま油でうがいするだけで、体のエネルギーをお消耗せず毒素を外へ誘導します。
またごま油うがいで口をクチュクチュすることで表情筋が鍛えられ、顔のたるみやほうれい線予防の効果があり、その間にごま油の成分が経皮から吸収され、体内の血液が綺麗になり、肌に透明感が生まれます。しっかり筋肉を使うため、リフトアップ効果も。肌のハリや血色も良くなります。
などの様々な効果が期待できます。
ごま油の効果・効能とは
リグナン:抗酸化作用で肝臓を助ける
リグナンはポリフェノールの一種で強い抗酸化作用のある成分です。
人間は主に肝臓で抗酸化作用をしています。日常生活で、添加物や農薬・アルコールの過剰摂取をすることで、肝臓が疲れてしまい抗酸化がうまくできないことがあります。
そんな時に、ごま油を摂ってリグナンを摂取しておくと、リグナンによって抗酸化されることで肝臓を休ませることができるんです。
リノール酸:生活習慣病予防に効果が期待
リノール酸はオメガ6と呼ばれ、不飽和脂肪酸の多価飽和脂肪酸の一つです。
血中のコレステロールを下げ、心臓病など生活習慣病を予防するとされています。
人間の組織が正常に動きために必須の栄養素ですが、体の中では作り出すことができません。食事の中から摂取していくしかない栄養素です。
リノレン酸:悪玉コレステロールを減らす
リノレン酸はオメガ3と言われ、人間が体内で作り出すことができない必須脂肪酸です。
リノレン酸の重要な効果は、悪玉コレステロールを体外に排出する効果です。
悪玉コレステロールが多いと、血管の壁に張り付き血管の通りを悪くしたり血栓の原因になります。動脈硬化や脳疾患などの原因になるので、リノレン酸を摂って悪玉コレステロールを排出することはとっても大事なことなんです。
ビタミンEで抗酸化と免疫力アップ
ビタミンEはほうれん草やブロッコリーに多く含まれる抗酸化の強い栄養素です。
さらに、ビタミンEは体の中に入るとビタミンAに変化し、目や喉・肺などの粘膜の保護をしてくれます。
粘膜が強くなることでウィルスの体内侵入を減らすことができるので、免疫力アップ効果が期待できます。
ゴマグリンナンでさらに抗酸化
ごま油の中に1%程度ゴマグリナンという微量の栄養素が含まれています。
「セサミン」という聞き覚えのある成分もゴマグリナンの一種です。ゴマグリンナンもビタミンEと同じく抗酸化の強い成分です。ごま油は、他の油に比べて酸化しにくい油です。
この酸化しにくさは、ゴマリグナンの抗酸化力によるものです。
酸化は鉄の錆びと同じく、体を錆びさせます。酸化は老化やシミや生活習慣病などの原因となるので、エイジングケアを気にされる女性には特におすすめでの油です。
ごま油は便秘にも効果的
ごま油には滑腸作用という作用が期待できます。滑腸作用とは、ごま油の油分で便が出やすくなることを言います。
ごま油オイルの作り方とごま油うがいの方法
まずはごま油オイルの作り方からご紹介します。
ごま油オイルの作り方
ごま油には、料理で使われる茶⾊の「焙煎ごま油」と、⽣のごまをしぼって作る「ごまサラダ油」の2種類があります。⽇本では、⽵本油脂から販売されている「太⽩胡⿇油」、かどや製油から販売されている「純⽩ごま油」の2つがオイルうがいに適しています。
キュアリング(加熱)の方法
キュアリングすることで抗酸化作用をもつセサモールが生成されます。
- 「太⽩胡⿇油」または「純⽩ごま油」1ビン(500ml)を鍋に⼊れ、弱⽕であたためます。
- 温度計で静かにかき混ぜながら、105〜110℃になったところで⽕を消します。
- そのまま20〜30分冷まし、あら熱がとれたら、ビンや密閉容器に⼊れます。冷暗所に移して保存しましょう。
ごま油うがいの方法
毎朝歯磨きや舌のクリーニング後にオイルうがいを行いましょう。
- オイルを大さじ1杯、口に含みます。
- 歯の隙間、表面、口の中全体に浸透するようにブクブクうがいしましょう。
- 15~20分うがいを続けます。(初めは5分からでもOK。)
- 時間が経ったら、ビニール袋に吐き出して終了。
※水でうがいをするように、上を向いてガラガラさせる必要はありません!
うがいをしていると、唾液がたくさん出てきてオイルと混ざり水っぽくなってきます。そのため、口の中のベトベト感はなくスッキリします。
まとめ
オイルうがいをすることで、様々な効果がえられます。
歯磨きと同じ、当たり前の習慣としてオイルうがいを日々実践してはいかがですか。
口内予防でウイルス撃退、免疫力向上、美肌効果がえられますよ。