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冬の疲れは「冬バテ」? 冬の疲労回復に効果的「チゲ鍋」薬膳レシピ

簡単薬膳レシピ

 

暑い時期に夏バテになることがあるように、寒い時期にも冬バテというものがあります。睡眠、食事、軽い運動などを心掛けても疲労が回復しない時は、冬バテ?かもしれません。

 

 

冬バテになる原因として

 

○運動不足になりがち!

寒くて外出ができず、休日も自宅に引きこもっていませんか?

すると、筋肉の緊張が続き、乳酸とよばれる疲労物質が体内にたまりやすくなってしまいます。

 

○寒さによる血流の悪化

運動不足となりがちで、さらに寒さで血管が収縮し、血流が悪化すると、体が必要とするすべての栄養素と酸素が正しく運搬されなくなってしまいます。そのため、エネルギー不足を感じやすくなります。

 

○寒暖差の体温調節

冬は自宅を出る時には寒いので厚いダウンコートなどを着て外出します。通勤電車の中は暑く、汗をかいてしまい、電車を下りてからまたその汗がひいて寒くなることもあります。この短時間の寒暖差が疲労を招く原因となります。

 

○アルコールの摂取量が増える

年末年始は1年のうちでもお酒の摂取量が増える季節ですね。アルコールを体内で分解し、体の中でエネルギーに変換するためには、大量のビタミンB1が必要となります。体内のビタミンが不足すると疲労を感じやすくなるため、不調が出やすくなってしまいます。

 

このように、夏バテならぬ冬バテとなる要因がたくさんあるんです。

今回は、冬の疲労回復におすすめの簡単薬膳レシピをご紹介します。

薬膳の力をかりて、毎日少しずつ疲れを癒しましょう。

 

 

冬バテに効果的な簡単薬膳レシピ

 

冬バテで疲労した身体を回復する方法

薬膳の基本は、あなたの身体の状態にあった、そのとき、その季節に応じた「あなたの身体に必要な働き」をもたらしてくれる食材を考えながら食べることが、身体を整える上でとても重要です。

そうすることで、毎日の食事で身体の疲れを癒すことができるのです。

東洋医学では、疲れて元気が不足している状態を「気虚(ききょ)」といいます。

冬バテで気虚状態の身体には、冬バテで疲労した身体に元気を補う「補気食材」を使います。

「補気食材」には、身体を温め風邪などに対するバリア機能を強化する役割があります。特に冬は、寒さによって気や血の巡りも滞りやすくなり、あまり汗をかかず、水分代謝を腎臓に頼りやすいため、「気を補う食材」、「身体の体温を補う食材」、「体内の水分を補う食材」、「身体の体温を補う食材」、「腎の機能を補う食材」を積極的に摂りましょう。

 

冬バテに効果的な補気食材

○気を補う食材

こめ、しいたけ、豆腐、人参、じゃがいも、青魚、うるち米

 

○身体の体温を補う食材

唐辛子、山椒、ニラ、ねぎ、鶏肉、エビ、黒砂糖

 

○体内の水分を補う食材

豚肉、豆腐、アスパラガス、イチゴ、蜂蜜

 

○体内の乾燥を補う食材

ニンニク、かぼちゃ、玉ねぎ、マッシュルーム

 

○腎の機能を補う食材

キャベツ、黒ゴマ、黒豆、ゴボウ、ブロッコリー、さつまいも、栗、イカ

 

 

冬バテの疲労回復に効果的な「チゲ鍋」簡単薬膳レシピ

冬バテ防止チゲ鍋薬膳レシピ

 

材料(4人分)

 

【スープ】

・豆板醤 大さじ5(70g)

・水 1000ml

・鶏丸ごとがらスープ(顆粒) 大さじ1

 

【具材】

・豚バラ肉薄切り 200g

・絹ごし豆腐 1丁(300g)

・キャベツ 300g

・しめじ 100g

・にら 1束

・しいたけ 4枚(30g)

・にんにく Ⅰ片

 

作り方

【1】豆腐、キャベツはひと口大に切り、しめじは石づきを除いて小房に分け、しいたけは石づきを取り2等分のそぎ切り、にらは5cm長さに切り、ニンニクはすりおろします。

 

【2】鍋に【スープ】の材料を入れて煮立て、【1】の具材を入れて煮込みます。お好みでチーズをトッピングしてください。

 

ポイント

・具材はお好みで、腎の機能を補うイカやブロッコリーを具材に加えたり、最後のシメには、気を補う白米を入れてチゲ雑炊もオススメです。

 

 

まとめ

冬はどうしても運動不足になり、血液の循環も悪く、体温調節機能も低下し、身体は疲れ気味になりがちです。

身体を温め、風邪などに対するバリア機能を強化できる補気食材を上手く取り入れ、冬バテにならない身体つくりをしてみませんか。

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