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東洋医学から学ぶ 乾燥肌や湿疹に効果的な栄養素を取入れた簡単薬膳レシピ
特に冬になると皮膚が乾燥して、かゆみや湿疹など皮膚のトラブルを抱える人が多くなります。皮膚トラブルは、目立ってしまうので辛いですよね。
悪化すると、かゆみや化膿は跡に残ってしまうことがあります。薬膳で皮膚を強くしていきましょう。
乾燥肌や湿疹の原因
原因の一つが温度の低下です。気温が低くなると発汗が少なくなるとともに、汗とは別に角層を通じて出てくる水分も少なくなります。そのため、皮脂膜や角層の状態に影響し、皮膚の乾燥を招いてしまいます。また、湿度の低下も皮膚の乾燥の原因になります。大気の乾燥だけでなく、暖房機器などの影響による室内の乾燥も、皮膚からの水分の蒸発を加速させます。
東洋医学では、皮膚トラブルは血虚と言われ、全身の血液の循環が留まっていると考えられています。血の巡りを改善する栄養素をとることで、肌の潤いを保つことができます。
乾燥肌や湿疹に効果的な簡単薬膳レシピ
乾燥肌や湿疹に効果的な食材
薬膳で血を補う食材は、鶏肉、牛レバー、鶏レバー、トマト、いちご、人参、ほうれん草、小松菜、牡蠣、黒ゴマ、桃、ザクロ、紅茶などがあります。鉄分の多い食材や緑黄色野菜が多いですね。これらの食材は積極的にとっていきましょう。
逆に避けるべき食べ物は、冷たいもの、生もの、油の多いもの、甘いもの刺激の強いものと言われています。
臓器では肺と皮膚は深い関わりがあり、辛味のあるショウガ、ニンニク、シソ、コショウ、山椒、ワサビなどの薬味も肌を守ってくレます。
血の巡りを良くして、健やかな肌にしてくれる「鶏肉とほうれん草のホワイトシチュー」
準備するもの(2人前)
・鶏もも肉大 1枚(約350g)
・ほうれん草 1/2束
・マッシュルーム 8個
・玉ねぎ 1/4個
・水 500ml
・市販ホワイトシチュー 1/2箱
・牛乳 100ml
・ナツメッグ(パウダー) 少々
・塩 少々
・コショー 少々
・サラダ油大さじ 1/2
薬膳の作り方
【1】鶏肉は、ひと口大に切り、塩、こしょうをふります。ほうれん草は根元を落として長さ4~5㎝に切り、マッシュルームは縦に4等分に切ります。玉ねぎは薄切りにします。
【2】ほうれん草は、フライパンに100㏄くらいの水を沸かし、沸騰したところにほうれん草を入れて蓋をし2分ほど下茹でします。
【3】フライパンにサラダ油を熱し、中火で鶏肉を皮目から焼きます。上下を返しながら表面全体を焼き付け、玉ねぎ、マッシュルームも加えて炒め合わせます。水を加えてひと煮立ちさせたらふたをし、少し火を弱めて3分ほど煮ます。
【4】ふたをとり、火を止めてルウを割り入れ、よく溶かします。牛乳を加えて再び中火にかけ、煮立ったらほうれん草を加えて少し火を弱め、混ぜながら4~5分加熱します。ナツメッグをふります。
ポイント
ほうれん草の下茹でするのはひと手間かかりますが、フライパンで蒸しゆでにすれば、そんなに手間でもありません。
(最近は下茹でせずに使うレシピもあるけれど、私はシュウ酸のことを思うと、やっぱり下茹でしたほうがいいと思っています)
まとめ
血の巡りが悪い時は、皮膚が乾燥しがちになります。
スキンケアで保湿をしながら、薬膳で補うとより効果が期待できます。
ぜひ参考にしてくださいね。