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東洋医学から学ぶ シミや肝斑に効果的「サバ缶で作るドライカレー」
顔にできるシミや肝斑(かんぱん)はお肌トラブルでも、目立って気になる症状ですね。化粧で隠しにくいので、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は東洋医学と薬膳の観点から、シミと肝斑の対策をご紹介します。
シミや肝斑(かんぱん)の原因
シミは紫外線や肌の炎症後に生じるものに対し、肝斑はホルモンバランスの崩れで起こり、治りにくいと言われています。妊娠や経口避妊薬の使用がきっかけでできることも。どちらも症状は似ていますが、スキンケアの対処方法が全く違います。
悩んでいるお肌トラブルが、どちらなのか正しく見極めるのがポイントです。
一般的に肝斑は目の周りに左右対称にできます。判断が難しいようなら、近くの皮膚科で診断してもらいましょう。
東洋医学ではシミと肝斑は、血の巡りの悪さが原因と考えられています。
血の巡りが悪くなると胃腸の働きが低下し、さらに血の巡りが悪くなる悪循環に陥りやすくなります。
血の巡りと深く関係し、解毒と代謝機能を持つ肝臓、消化吸収の役割を持つ膵臓をケアし、シミや肝斑を改善しましょう。
シミや肝斑に効果的な簡単薬膳レシピ
シミや肝斑に効果的な食材
東洋医学では、お肌を身体の内側から整えていきます。単にビタミンCやコラーゲンを補うだけではなく、内臓にアプローチすることで、トラブルの少ない肌質を目指します。
しみや肝斑に良いとされる食材は、血の巡りを良くするもの。ウナギや青魚、牡蠣、えびなどの魚介類や、牛肉、羊肉があります。大豆や小豆、かぼちゃ、山芋、レンコン、梅や酢の物、りんご、すもも、杏、ぶどう、ハチミツなどがあります。
血の巡りと美容効果「サバ缶で作るドライカレー」
準備するもの(2人前)
・さば水煮缶…1缶(約200g)
・大豆の水煮…100g
・玉ねぎ…1/2個
・にんにく…1片
・温かいご飯…300gカレー粉 大さじ2
・オリーブ油…大さじ1
・カレー粉…大さじ1と1/2
・トマトケチャップ、ウスターソース…各大さじ1
・しょうゆ…小さじ1
・こしょう…少々
薬膳の作り方
1)玉ねぎ、にんにくはみじん切りにする。
2)フライパンにオリーブ油大さじ1、にんにくを入れて中火にかけ、香りが立ったら玉ねぎを加えて2~3分炒める。
3)玉ねぎがしんなりしたら、さば水煮缶を缶汁ごと、大豆の水煮を加え、さばを木べらで潰しながら混ぜる。
4)カレー粉大さじ1と1/2、トマトケチャップ、ウスターソース各大さじ1、しょうゆ小さじ1、こしょう少々を加える。
5)混ぜながら水分がとぶまで3~4分炒める。器に温かいご飯を等分に盛り、カレーをかける。
ポイント
玉ねぎをじっくりと炒めること。玉ねぎは炒めるほど、野菜の甘さが引き出されます。
最後に半熟たまごを添えてもOKです。
魚介系カレーの独特な味わいを楽しんじゃいましょう。
サバ缶にはDHAやEPAが多く含まれていて、血液をサラサラにしてくれます。またビタミンBやビタミンEも豊富なので、肌のターンオーバーにも効果的。カルシウムなどのミネラルも入っているので、健康にも美容にもおすすめな食材です。
魚の生臭さが苦手な人も、カレーにすることで食べやすくなります。
まとめ
しみや肝斑ができてしまってからでは、対処に時間がかかります。
普段からのスキンケアの他に、ホルモンバランスを崩さない生活も大切です。
料理も缶詰を使うならお手軽で便利。普段から栄養を補って、健やかな肌を目指しませんか。