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東洋医学から学ぶ 食べたくても食べれない拒食に効果的な簡単薬膳レシピ

簡単薬膳レシピ

 

食べたくても食べれない、食欲がわかない。

拒食は栄養失調を引き起こし、さらなる体の不調をきたしかねません。

薬膳を使って、少しずつ食欲を取り戻してみませんか。

 

 

拒食の原因は

拒食の原因は、精神的な部分が大きく、東洋医学は、心と身体は強く影響し合うという考え方を元に治療がおこなわれますが、単純明快な対策ではありません。

漢方では、虚弱体質を改善しリラックスさせる作用のある「加味逍遙散(かみしょうようさん)」や胃腸の働きを高め栄養分の消化吸収をはかる「十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)」が用いられます。

薬膳では、心の負担を抱え弱った臓器(胃腸や脾臓)の活動を助けることで、少しずつ改善へと導く手助けをします。

 

生きる基本は食べることだという認識が大切です。

生活を規則正しくして、食事時間にはテーブルにつく、少しだけでも食べることから始めましょう。

 

 

拒食に効果的な簡単薬膳レシピ

 

拒食に効果的な食材

脾臓・胃腸を助ける食材は、東洋医学では甘みのあるもの。甘みというのはデンプンなどの含まれる、炭水化物の甘みをさしています。

食材は、お米、もち米、さつまいも、山芋、長芋、かぼちゃ、トウモロコシ、卵、肉類、エビ、ニンジン、キャベツ、ニンジン、えんどう豆など。適度に補うことで、消化の負担を軽減してくれます。炭水化物とタンパク質、食物繊維などバランスよく栄養素が含まれているので、取り入れやすい食材と言えます。

 

喉が通らない時に試してほしい「野菜たっぷりおじや」

さつまいもと野菜おじや

 

 

準備するもの(2人前)

・ご飯 200g

・卵 1個

・ニンジン 1/3本

・さつまいも 100g

・しめじ 30g

・三つ葉 (飾り用)  少々

・和風だし 大さじ1/2

・しょうゆ 大さじ1

 

薬膳レシピ

1)さつまいもとニンジンは1cm角にきる。しめじはざく切りにする。

 

2)鍋に水400mlと和風だしを入れて沸騰させ、ご飯と三つ葉以外の野菜を入れる。

 

3)野菜に火が通ったら、しょうゆで味付けし、とき卵を入れて完成。最後にネギをまぶす。

 

 

ポイント

色鮮かさと、食材を小さく切って食べやすくしていることで、食べることへの負担を減らした料理です。風羽を引いた時、お腹の調子が悪い時にもおすすめのレシピです。

料理のポイントは、卵を入れた後かき混ぜず蓋をして蒸らすこと。そうすることで、ふんわりとした卵とじが出来上がります。

味が足りないなと感じた時は、梅干しを入れてもOKです。特に食欲がわかない時は、味がはっきりしている方が食べやすくなります。レシピを参考に、自分好みの味に調整してみてください。

 

まとめ

食欲がないのは、体の不調なのか心の問題なのか。原因はその人にしかわかりません。無理に食べる必要はありませんが、体には食べ物という栄養素が必要です。

少しずつチャレンジできそうなら、薬膳を参考にしてみてくださいね。

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