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鼻呼吸とヨガのポーズで顔のムクミやタルミを改善 感染予防対策にも

鼻呼吸とヨガ

 

本来の呼吸法は「鼻呼吸」なのですが、多くの人は「口呼吸」をしていると思います。

哺乳動物の中で「口呼吸」をしているのは人間だけで、哺乳動物にとって、鼻は息をするための器官、口は食べるための器官なんです。

 

人間は進化の過程で、言葉を話すようになったため、口でも呼吸ができるようになったと言われています。

 

生まれたばかりの赤ちゃんは口呼吸をしておらず、言葉を話すようになると口呼吸を行うようになります。

 

それに伴い病気を発症するようになることが知られています。

 

なぜなら鼻には、外の空気の汚れやウイルス、細菌などは鼻を通ることで鼻毛や鼻水により捕獲されて、きれいな空気になるため空気清浄機のような役割もありますが、口呼吸では、鼻のような加湿、空気清浄機のような効果がえられないため、空気の汚れやウイルスをそのまま身体に取り込んでしまいます。

 

ですから、理想的な呼吸法は鼻呼吸なんです。

 

その他にも鼻呼吸の良いところは、深く呼吸をすることができるということです。

深く呼吸をすることで、体内の酸素の供給量が、口呼吸に比べて1.5倍になります。

 

その結果、代謝をあげることもできますし、深く呼吸をすることで腹筋にも作用し腹部がしまるという効果も期待できます。

 

また鼻呼吸で、鼻付近の顔の筋肉を使う事で、顔のムクミやタルミの改善効果が期待できます。

 

「鼻から吸って鼻から吐く」鼻呼吸が基本のヨガには、呼吸を整える効果、表情筋を鍛える効果、全身の血流を促進させる効果があり、ダイエットや顔のムクミやタルミの改善効果が期待できるポーズがたくさんあります。

 

また、心の緊張を解きほぐす効果もあるため、ストレス解消も期待できます。

 

今回は、鼻呼吸の方法と、顔のムクミやタルミの改善が期待できるヨガのポーズをご紹介します。

 

 

 

心と体をリラックス 鼻呼吸の方法

 

仕事やプライベートで、忙しい日が続くと、自律神経の交感神経が刺激され、呼吸が浅くなると言われています。

交感神経が優位になることで、心も体もリラックスできず、また酸素が体内を巡りにくくなることで、顔にもムクミ、タルミがでてきてしまいます。

 

こんな状態を放置していると、さらに気持ちも憂鬱になり、悪循環になってしまいます。

 

「顔のムクミやタルミが気になったとき」や「ストレスを感じたとき」は、鼻呼吸をすることで、副交感神経が活発になり、体の緊張がほぐれ、心が安定してきます。

 

 

鼻呼吸の方法

 

鼻呼吸

 

  1. イスに背筋を伸ばして座り、肩の力を抜いてあごは軽く引いて、目は軽く閉じます。

  2. 手は自然にひざに置きます。

  3. 鼻からゆっくり息を吸い、鼻からゆっくり吐きます。

 

7秒かけて吸ったら10秒かけて吐くといった、吐く息の方を長くとるのがポイントです。

この呼吸を3分続けるのが理想ですが、1分でも十分質のよい呼吸を味わうことができます。

 

 

顔のムクミやタルミに効くポーズ

 

ライオンのポーズ

 

顔の筋肉(表情筋)を意識して使う顔ヨガです。

口まわりの筋肉がいきいきとしてくるだけで、人の顔に対するイメージはかなり変わります。

表情が明るく見えますし、年齢も若く見えやすいです。

ライオンのポーズによって顔のムクミやタルミがとれ、小顔効果や首のしわ対策を行うことも可能です。

 

ライオンのポーズ

 

  1. 正座で座り、足の爪先を立てる

  2. 両手を膝の前に置き、肘を伸ばす

  3. 鼻から大きく息を吸って準備

  4. 口から息を吐きながら舌を出し、同時にお尻をカカトから少し浮かせて前かがみになる

  5. 指先はライオンの爪の鋭さをイメージして開く

  6. 体内の不要なものやストレスを、吐くその息に乗せてすべて出すような気持ちで行う

  7. 次の呼吸がしたくなるまで吐ききるようにする。

     

ライオンをイメージしてオーバーアクションでおこないましょう。

 

魚のポーズ

 

魚のポーズは、デコルテの老廃物を排出し、顔周りの血流をアップさせるため、顔のムクミやタルミを解消し、小顔効果も期待できます。

また、血流が促進されることにより、目の下のクマの改善やクスミの解消などにもつながります。

アゴのラインやほお骨は、骨盤や背骨のゆがみと関係しています。

魚のポーズで骨盤や背骨が整うとスッキリとした小顔をつくることができます。

 

魚のポーズ

 

  1. 仰向けになり、足をそろえて伸ばします。

  2. 軽くお尻を持ち上げ、手のひらを下に向けてお尻の下に入れます。

  3. 肩甲骨を寄せるように両腕を伸ばしたまま近づけます。

  4. 息を吸いながら胸を天井に向けて持ち上げ、頭頂部が床につくように首を伸ばします。

  5. 腕で床を押すようにして体を支え、この姿勢のままで5回ほど大きく深呼吸をします。

     

 

のびネコのポーズ

 

ネコがのびをするイメージでおこないます。

背骨を反らせることで全身の血流がよくなり、顔のムクミが解消されます。

また、心の緊張を解きほぐす効果もあるため、ストレスが解消できます。

 

のびネコのポーズ

 

  1. 正座をして両手をひざの前につき、息を吸いながらあごを上げ、背中を反らして腰を伸ばします。

  2. 息を吐きながら体を前に倒し、手を滑らせて状態を前に倒します。

  3. 胸は床につけ腰を高く上げて、手をさらに伸ばしゆっくり自然な呼吸をくり返します。

 

 

小顔効果のあるヨガのポーズ

 

ヘッドヨガ

 

顔の皮膚と頭皮はつながっているのでヘッドヨガをおこなうと顔が引き締まってきます。

 

ヘッドヨガ

 

  1. 座って真上に背伸びをします。

  2. 手を組んだまま、親指の付け根で頭頂部をぐりぐりマッサージします。

  3. 手を滑らすのではなく、頭皮を前後左右に動かすようにしてほぐしていきます。

  4. これを、時計回りに10回、反時計回りに10回行います。

  5. 首を伸ばしていきます。

  6. 右手をお尻の下に引き、左手は側頭部に当てます。

  7. 両手で頭を包み込むようにして、両側から頭頂部に向かって圧を加えながらもんでいきます。

  8. 息を吐きながら、右の首筋を伸ばしていきます。

  9. 左手の指をたてて、側頭部をマッサージしていきます。10回ほど円を描くようにしてみましょう。

 

 

まとめ

 

正しい呼吸法とヨガを習慣にすることで、風邪をひきにくくなったり、顔のムクミやタルミの改善が期待できます。

無表情の疲れ顔は、実際以上に大きな顔に見えてしまいます。

「顔のムクミやタルミが気になったとき」や「ストレスを感じたとき」は、簡単な呼吸法やヨガのポーズをおこなってみましょう。

体は正直です、手をかけた分だけ効果があらわれますよ。

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