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東洋医学から学ぶ 骨盤の歪みの原因と対策について 骨盤の歪みチェック方法

骨盤は、上半身と下半身を支える大切な役目をしています。

骨盤が歪んでしまうと、

・下半身太り

・姿勢が崩れる

・肩コリ、腰痛

・お腹が出る

などの症状が現れることがあります。

下半身太りや、肩コリや腰痛が引き起こされたりするのは、骨盤の歪みによる血行不良。

正常な状態であれば、かかるはずのない場所に体重がかかるため、血行が悪くなり、コリや代謝不良を引き起こします。

 

 

骨盤が歪んでしまう主な原因

骨盤が歪んでしまう原因の多くは、日々の生活習慣です。

・立っている時にいつも同じ方に重心をかけている

・いつも同じ方で荷物を持っている

・よく足を組む

・猫背

習慣的な悪い姿勢や女性は出産などで骨盤は歪みやすくなります。

 

 

骨盤のリセット

多くの人は真っすぐに立っているつもりでも、わずかにどちらかの肩や腰の位置が傾いています。

鏡に映して明らかにどちらか片方の肩が下がっているようなら、かなり骨盤の位置がずれている可能性があります。

骨盤を正常にするためには、硬くなった筋肉をマッサ-ジやストレッチでほぐし、骨盤の位置を矯正する必要があります。

長年の癖からくる歪みは慢性化しているケースが多いので、プロの手を借りることをおすすめします。

中高年世代になると、長年かかって歪んだ骨盤をリセットするには、1回や2回の施術では完全にリセットすることはできませんが、数回マッサージをくり返すことで徐々に正常な位置に戻ってきます。

骨盤がリセットされると、立ったり座ったり歩いたりする動作がスムーズにおこなえるようになります。

 

 

「あん摩、マッサージ、指圧」と「もみほぐしリラクゼーション」の違いについて

整骨院や接骨院、鍼灸院や整体、あんま、マッサージ、指圧、カイロプラクティックなど様々なところで骨盤矯正はおこなわれていますが、人の体はそれぞれ違うので、どこがおすすめとは言い切れません。

ちなみにマッサージ師は、正確には「あん摩マッサージ指圧師」といい、国家資格を持ち治療をおこないます。

近年、「もみほぐし」とか「リラクゼーション」の看板をよく見かけるようになりましたが、こちらはマッサージ師の資格がなくてもおこなえます。

治療が目的ではなく、お客様にリラックス効果を味わってもらうことを目的としているからです。

目的が骨盤を正常にするために受けるなら、よく調べて納得のいくところで、納得のいく治療方法を選びましょう。

 

 

骨盤の歪みチェック

全身を鏡に映しても左右対称なので特に問題はないという人にも試してほしいのが、バランス力の検査です。

CHICK1 

目をつむって片足で20秒立ち、左右どちらかの足が持続できなかったら、そちらの足の方の骨盤が歪んでいる可能性があります。

 

CHICK2

床にテープを貼って20秒足踏みをして目印より前に行ったなら前方に、後ろに行ったら後方に骨盤が傾いている可能性があります。

 

 

 

自分でもできる骨盤矯正

 

ワニのポーズ

STEP1 まずは仰向けになり、手の平を下にして両手を左右の横に広げます。

 

STEP2 息を吸いながら両ひざを揃えて90度に曲げて、すねが床と平行になるところまで上げます。かかとは押し出し、つま先は天井へ向けます。

STEP3 息を吐きながら脚を左側の床に倒します。膝は揃えたままにしましょう。目線は天井のまま、脚は床につけないようにします。

この姿勢を1〜3呼吸キープします。

 

STEP4 息を吸いながら両脚を真ん中に戻して、同じようにして反対側も行います。

 

 

三日月のポーズ

STEP1 四つん這いの状態になり、両手を肩の真下に置く

 

STEP2 両ひざはこぶし1つ分くらい開ける

 

STEP3 右足のつま先を正面に向けて、両手のあいだに踏み出す

 

STEP4 上半身を起こし、右ひざを90°に曲げる

 

STEP5 左足は床にひざをつけたまま、足の甲を床につける

 

STEP6 ひざが足より前に出ないように気を付け、息を吸いながら背中を引き上げる

 

STEP7 息を吸いながら両手を合わせ、天井に向かって伸ばしながら上半身を後ろへ反らす

 

STEP8 30秒ほどキープする

 

同じようにして反対側も行います。

 

 

骨盤のゆがみによっておこる病気や不都合

骨盤のゆがみがひどくなると、立つ、歩く、座るといった簡単な動作もスムーズに取れなくなり、肩こりや腰痛、背中の痛み、むくみ、冷え、ポッコリお腹、O脚、X 脚、便秘、排尿障害などがおこる場合があります。

また、椎間板症や椎間板ヘルニア(坐骨神経痛)を引き起こすこともあります。

女性の場合は骨盤の内側に子宮や卵巣などの生殖器があり、生理や出産が骨盤と深いかかわりがあります。

 

・予防と改善のための日常習慣

骨盤を正常な状態に保つには、立っている時も座っている時も、おへそを常に縦にするように意識し、肛門をキュッと締めます。

また、腹筋や背筋を常におこない、上半身を柔軟に保津用に心がけます。

寝具は柔らかすぎないもので、適度に寝返りが打てるような固さのものを選びましょう。

長時間の座り仕事は、下半身の血流を悪くするとともに猫背になりやすく、骨盤のゆがみの原因になってしまいます。

トイレタイムを利用して軽く腰を回したり、腰回りをトントンとたたいて骨盤に軽い刺激を与えましょう。

 

 

まとめ

骨盤をリセットするには、筋肉をほぐして正しい位置に矯正する必要があります。

信頼できる施術者の手技とともに、習慣的に骨盤を整えることが大事です。

日常生活に簡単なストレッチを取り入れ、下半身に筋肉をつけ股関節の機能も上げるようにしましょう。

また、骨盤の歪みは日常の姿勢の悪さや体のクセも原因となっています。

足の組み方、荷物の持ち方などを見直し、どちらか片方に負担がかかっているようなら改善するようにしましょう。

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