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東洋医学から学ぶ イライラについて イライラした時に!このツボを

イライラについて イライラした時に!このツボを

 

昨今「あおり運転」は重大な社会問題としてクローズアップされています。

あおり運転の原因は、運転中のイライラや焦りなどのストレスだと言われています。

そこで注目していただきたいのがアンガーマネジメント(怒りを抑えるトレーニング)です。

アンガーマネージメントは、自分の「怒りの感情」を知りコントロールする技術です。

イライラは我を忘れ、予期せぬことを引き起こしてしまいます。

イライラした時には、是非お試しいただきたいツボが今回のテーマです。

東洋医学の鍼灸は、「心と体は一つ」ととらえ、ツボを刺激することで心のイライラや動揺を取り除き、安定に導いてくれます。

 

 

イライラしたときに精神を安定させるツボ

 

・百会(ひゃくえ)

・肝兪(かんゆ)の二つのツボは

この二つのツボを刺激することで心がリラックスできます。

 

百会(ひゃくえ)

 

ツボの位置

眉間の中心から頭のてっぺんを通る線と、両耳を結んだ線が交わった頭頂部の位置にあります。

 

ツボの押し方

両手の中指を「百会」にあて、息を吐きながら10〜20回、気持ちがいいと感じる程度に押します。

 

 

肝兪(かんゆ)

 

ツボの位置

左右の肩甲骨の下あたりの高さの位置にあります。

 

ツボの押し方

息を吐きながら、肩甲骨の下あたりをイスの背の角などにあて、10〜20回程度押します。仰向けに寝てゴルフボールなどをあててグリグリ刺激しても効果的です。

 

 

早く何とかしたいときは取りあえず自分で百会(ひゃくえ)のツボを刺激してみましょう!

 

ツボの刺激によるイライラ解消も効果的ですが、イライラする原因は酸欠状態の時が多いので、大きく深呼吸してからゆったりとした気持ちを取り戻しましょう。

 

・1日1分のベッドでおこなうイライラを解消! 全身に気を巡らせる「ダウンドッグポーズ」

1.四つん這いの状態で、つま先を立てて呼吸を整えます。

 

2.上体をしっかりと伸ばしましょう。

 

3.息を吸いながら腰を持ち上げます。
この時、坐骨が天井側に向かう意識を持ちましょう。

 

 

 

 

眠れない時はかかとの中央の失眠のツボと手の労宮を刺激する

不眠症には寝つくまでに時間がかかる入眠障害と、寝付いても夜中に目が覚める中間覚醒、朝目覚めた時によく眠れたという熟睡感が得られない熟眠障害があります。

現代医学では睡眠薬などの服用で様子を見ることが多いようですが、鍼灸など東洋医学の分野ではツボの刺激が効果的とされます。

不眠のタイプも様々ですが、どんなタイプの不眠にも効果があるのが足の裏の失眠と手の労宮への刺激です。

 

・失眠(しつみん)を刺激する

かかとの中央にあるツボの失眠を刺激すると不眠を治す効果があります。

自分で刺激する場合は、こぶしで100回ずつ叩くと眠くなってきます。

この足の裏タタキを習慣的におこなうと、知らず知らずのうちに安眠できるようになります。

 

 

・労宮を刺激する

労宮は、手を軽く握った時の、人差し指と中指の先の中間にあるツボです。このツボを片方の親指で押します。

 

 

・その他にも次ぎのようなツボがイライラや不眠の解消効果があります。

三陰交(さんいんこう)内くるぶしの中央からすねに沿って 膝の方へ指4本上がった骨の内側。

太溪(たいけい)足の内くるぶしとアキレス腱との間で脈の触れるところ。

足三里(あしさんり)膝下のすねの上にある突起した骨の下縁から外側指2本のところ。

太衝(たいしょう)足の親指と人差し指の付け根から、足、首の方向へ指で押し上げて指が止まるところ。

失眠(しつみん)足の裏のかかとのふくらみの中央。

行間(こうかん)足の甲側で、親指と人差し指のつけ根。

内庭(ないてい)足の甲で人差し指と中指のつけ根。

 

イライラと不眠は同時にやってくる!お灸の効果

イライラするから眠れないのか眠れないからイライラするのか、どちらとも言えませんが、イライラも不眠もストレスが原因となっていることが多いようです。

・お灸でストレスを解消しませんか?

お灸は自分でおこなうこともできます。

イライラして眠れないときは神門にお灸をしてみましょう。神門は、手首の曲がりジワを小指側へなでてゆき、骨の出っぱりの手前です。

 

お灸のメカニズム

お灸と言えば、もともとは打膿灸(だのうきゅう)とも大やいととも呼ばれるもので、強い熱刺激で人工的に火傷をおこして、化膿させて体の膿を出すという荒療治でした。

古くは徳川家康が悪性の腫れものができて命の危機にせっしたときに、この大やいとで生き返ったと伝えられています。

お灸で人工的に火傷をさせることで白血球の数を増やし、病気に対する抵抗力を高めるのが、お灸のメカニズムです。

さすがに現在では大きなお灸は跡が残るので敬遠されていますが、火傷の跡を残さない温熱刺激のお灸の需要は増えているようです。

お灸の効果のメカニズムは複雑ですが、様々な体の不調を取り除き病気になりにくい身体を作るとともに、ストレスを解消し、不眠にも効果があることが知られています。

 

 

まとめ

鍼灸は体の痛みや筋肉のコリを取るだけでなく、イライラや不眠の解消効果もあります。また、自分でツボを押すことは、自分を大事にすることにもつながります。

鍼灸で自然治癒力を高め質の高い日々を送りましょう。

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