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東洋医学から学ぶ 湿疹の改善と漢方

湿疹について

皮膚にブツブツができることを湿疹といいますが、湿疹の種類は多く、原因も様々です。

漢方では皮膚の状態をよく観察して、症状に合った漢方薬で治療をします。

しかし、湿疹の中には帯状疱疹や結節性紅斑といった西洋医学の治療が有効な場合もあります。

自己判断せず、適切な治療を受けて症状を緩和しましょう。

 

 

湿疹のタイプについて

湿疹には、かゆみの強いものやジュクジュクしたもの、熱をもったもの、カサカサしたものなどがあります。

かゆみの強いものは風邪(ふうじゃ)の影響を受けていると考えられ、ジュクジュクしたものは湿邪(しつじゃ)の影響、熱をもったものは熱邪(ねつじゃ)の影響、カサカサしたものは血や水の不足と考えられます。

 

・風邪(ふうじゃ)とは体内を縦横無尽に走り回る邪気のことをいいます。

・湿邪(しつじゃ)とは、湿度の上昇により体内の水分バランスが乱れることをいいます。

・熱邪(ねつじゃ)とは、熱や炎症をともないます。

 

 

皮膚湿疹に効く漢方薬

・消風散(しょうふうさん)

かゆみが強くて分泌物が多く、熱感がある湿疹、じんましん、水虫、あせもに効果があります。

生薬は、当帰(とうき)、地黄(じおう)、白朮(びゃくじゅつ)石膏(せっこう)木通(もくつう)、防風(ぼうふう)、牛蒡子(ごぼうし)、知母(ちも)、護摩(ごま)、甘草(かんぞう)、荊芥(けいがい)、蝉退(せんたい)、苦参(くじん)

 

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

できものや急性で発赤し腫れて痛みのある化膿性の皮膚疾患、湿疹、じんましんなどかゆみや熱をもったり化膿するおそれのある皮膚疾患に広く使われています。

生薬は、柴胡(さいこ)、川芎(せんきゅう)桜皮(おうひ)、桔梗(ききょう)、茯苓(ぶくりょう)、防風(ぼうふう)、独活(どくかつ)、甘草(甘草)、荊芥(けいがい)、生姜(しょうきょう)樸樕(ボクソク)

 

・温清飲(うんせいいん)

温清飲は、四物湯(しもつとう)と、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)、を合わせたものです。

月経不順、月経困難、更年期障害などの婦人科疾患に効果があります。

 

・当帰飲子(とうきいんし)

当帰飲子は、冷え性で、皮膚が乾燥しがちの人の湿疹や皮膚炎、、かゆみに効果があります

当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)、防風(ぼうふう)、地黄(じおう)、黄耆(おうぎ)、甘草(かんぞう)、何首烏(かしゅう)、川芎(せんきゅう)、蒺莉子(しつりし)

 

・黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)

黄連阿膠湯」は冷え症でのぼせ気味で不眠の傾向の方の鼻血、不眠症、かさかさした皮膚のかゆみに効果があります

黄連(おうれん)、阿膠(あきょう)、芍薬(しゃくやく)黄芩(おうごん)、卵黄(らんおう)

 

かゆい乾燥肌を防ぐ生活習慣

かゆみは、花粉症や洗浄力の強いボデイソープなどで洗いすぎなど、様々な条件が重なっておこります。

かゆみを抑えるには、シンプルに「白色ワセリン」などを薄く塗って保湿します。

乾燥肌は睡眠不足や間違った入浴方法などでも、おこってしまいます。

睡眠不足は肌のターンオーバーを狂わせ、乾燥肌の原因となってしまいます。

肌の調子を整える成長ホルモンは、眠りについてから3時間に出るため、3時間は熟睡したいものです。

寝つきが悪い人は、無理に早く床に着くよりも眠たくなってから「バタンキュー」と眠る方が効率的かもしれません。

入浴に関しては、熱いお湯に長くつかると肌のセラミドが失われて肌が乾燥し、お風呂上がりに体がかゆくなってしまいます。

また、ナイロンのタオルなどでゴシゴシと洗いすぎると角質層がはがれ落ちてしまい、かゆみが増します。

その他にも、紫外線を浴びると肌は乾燥してかゆくなることがあるので、真夏でなくても外出時は日傘や帽子を用いて、日焼け止めクリームで紫外線対策をしましょう。

 

・乾燥肌を改善する食材

かゆみを伴う乾燥肌は内側から改善する必要があります。

まず毎食必ず摂りたいのがたんぱく質です。肉や魚、大豆製品などを少量でもいいので

摂るようにします。

野菜も毎食摂り、1日の量が約359g(両手に山盛りくらい)を目標にしましょう。

温野菜やジュースにすると量が摂れます。

必須脂肪酸のオメガ3系はサバやイワシの缶詰から、オメガ6系はコーン油や大豆油などの植物油から摂取するとよいでしょう。

その他にもコラーゲンを含む鶏の手羽肉、セラミドを含むこんにゃく、ビタミンCを含む

柑橘類やイチゴなども、乾燥肌を改善する働きがあります。

 

 

まとめ

現代社会にストレスはつきものですが、肌トラブルもストレスが原因になることがあります。体調を崩したり、疲れやストレスがたまると肌がヒリヒリしたりかゆかったりしますが、自分なりのストレス解消法をいくつか見つけておくことも大事です。

慢性的に起こる肌のトラブルは、食事や入浴、睡眠などの生活習慣を見直すことでかなり改善できます。

症状に合った漢方薬を上手に用いることで体質改善ができます。

しかし、急性の湿疹の中には西洋医学の治療が有効な場合もあるので、漢方と両輪で健康を保ちましょう。

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