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東洋医学から学ぶ 過食の症状を和らげるアーユルヴェーダ式解決法

お家で出来るアーユルヴェータ

 

つい食べ過ぎてしまう、ストレスや口元の寂しさで、食べるのを止められない時がありますよね。体重が増るとわかっていても、なかなかやめられない。そんなときはライフスタイルに着目したアーユルヴェーダを試してみませんか。

 

過食はストレス?

 

ストレスがかかった時に、食べ過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか。

過食はまさにストレスが原因と言われており、感情の起伏が激しい、完璧主義、頭の回転が早くテキパキしている人ほど、出やすくなります。

身体の原因ではなく、心理的な原因が多いとされています。

他にはダイエット中の人が、食事制限の反動で食べ過ぎてしまうことがあります。

 

 

アーユルヴェーダからみた過食の症状

 

アーユルヴェーダでは、過食は「ピッタ」という、変化や代謝を司る身体のエネルギーが多いと考えられています。

ピッタは活力や集中力を上げる役割があり、バランスが整っているときは適度な食欲を与えてくれます。

しかし乱れてくると、過食を引き起こしてしまいます。

手際よく仕事をこなすタイプは、特にピッタが増えやすいタイプですので、普段から気をつけていきましょう。

ピッタが多くなると、心理面ではストレスを感じやすく、怒りっぽくなります。

ですので、アーユルヴェーダでも同じように過食とストレスは関係性があるとされています。

西洋医学ではストレスが過食を引き起こすとの考えですが、アーユルヴェーダではストレスと過食は、同じエネルギーの過剰であるという考え方の違いがあります。

 

 

過食の症状を和らげるアーユルヴェーダ式解決法

 

ピッタは消化吸収の役割があるので、規則正しい食生活がポイントです。特に夜10 時以降は食べないようにしましょう。食後に寝転ぶときは、左を下にして10分ほど休みます。

食べ物は、ジャンクフードや砂糖が多いお菓子は避けましょう。どうしても食べたい時は果物や生野菜を食べて、ピッタエネルギーを鎮めていきます。乳製品もピッタを鎮めるのに効果的な食材です。

過食の時は、消化管に負担がかかっているので、食事中の冷たい飲み物はさけて、常温か白湯などのドリンクがオススメです。

ピッタは競争を取り入れた運動が得意ですので、外に出てジョギングや水泳などを取り入れてるのもオススメです。食べる時間が減り、結果的に過食を引き止めることにもつながります。

また運動はストレスを減らすことができるので、一石二鳥ですね。

 

 

ピッタを整える食事法

 

ピッタの火の性質からピッタ体質の方は消化の火も強く、また食欲も旺盛な場合が多いですが、一方でピッタ体質の方は消化器疾患になりやすいとされていることから食事の量には注意する必要があります。

また熱の属性のある食材や辛いスパイスなどは控えた方がよいとされ、塩分の多い食事もピッタを増やします。

ピッタを静める味は、甘味、苦味、渋味であり、生野菜や果物を多くとることが勧められます。

 

・朝食は軽めに、昼食は多く、夕食は軽めにする。

・怒っているときや、イライラしてる時に食事をしないようにする。

・ 乾きやすいので、水分の多い食事をこころがける。

・ 食べすぎないように、暴飲暴食には気をつける。

 

 

ピッタを整える簡単レシピ「野菜あんかけ丼」

野菜あんかけ丼

 

材料 (2人分/小盛りなら3人分)

 

・ごはん … 丼ぶり2杯分

・小松菜 … 1/4〜1/5束ほど

・にんじん … 1/5本

・れんこん … 50g

・椎茸 … 2枚

・えのき茸 … 50g

・油揚げ … 1枚(7㎝四方のものを使用)

・かまぼこ … 3〜4㎝分

 

・Aだし汁 … 300ml

・A醤油(あれば薄口) … 大さじ2

・Aみりん … 大さじ2

・A塩 … ひとつまみ

 

・B片栗粉 … 小さじ4

・B水 … 大さじ2

 

 

作り方

 

1)にんじんは3〜4㎝長さのせん切りに、れんこんは5〜6㎜幅のいちょう切りにして、切ったれんこんは水にさらします。

 

2)椎茸は軸を切り落として5〜6㎜幅に切り、えのき茸は石づきを切り落として長さを半分にします。

 

3)小松菜は3㎝幅に切り、油揚げは細めの短冊に、かまぼこは4〜5㎜幅に切ります。

 

4)あんかけのベースとなるAのだし汁と調味料は、火にかける前に合わせてOKなので、鍋に合わせておきます。

 

5)鍋ににんじんと水気を切ったれんこんを入れて中火にかけます。沸いたら火を弱め、まず2つの野菜にほぼ火を通します(この後の工程でも2〜3分火にかけるので、少しだけ硬めくらいでもOK)。

 

6)にんじんとれんこんにほぼ火が通れば、少し火を強め、小松菜以外の具材を入れます。

 

7)鍋の中が再沸騰すれば、小松菜を入れてさっと火を通します。小松菜に火が通ればとろみ付けですが、その前に合わせておいたBの水溶き片栗粉を底から再度よく混ぜます。

 

8)Bを入れながらお玉で鍋全体を混ぜ、ダマのないようにとろみをつけます。とろみがついたら30秒くらいしっかり沸騰させます。

 

9)丼ぶりにごはんをよそい、あんと具材をたっぷりかけて完成です。

 

 

まとめ

 

ストレスで食べることがやめられない人は多いのではないでしょうか。普段からストレスを減らす方法を見つけて、過食から抜け出しましょう。

 

 

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