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東洋医学から学ぶ 生理痛に効果的な簡単薬膳レシピ
生理痛は「プロスタグランジン」というホルモン作用で起こる、子宮内膜収縮によるもの。このホルモンの分泌量が多いと、子宮の収縮が強くなり痛みにつながります。また冷えによる血行不良も、痛みを増強する原因のひとつ。他にもストレスも生理痛を助長するといわれています。
対策としては、身体を休める、リラックスする、身体を温めるという方法があります。
身体を温める材料を使った薬膳レシピで、生理痛を軽くしていきましょう。
生理痛の効果的な薬膳レシピ
身体を温める食材
東洋医学では、身体を温める食材、冷やす食材、どちらでもない食材に分けられています。
身体を温める食材は、もち米、牛肉、羊肉、イワシ、アジ、ウナギ、エビ、長芋、里芋、かぼちゃ、玉ねぎ、ネギ、栗、みかん、味噌など。さらに身体を熱くする食材は、生姜、にんにく、コショウ、サンショウ、唐辛子、わさび、らっきょ、ニラ、大根があります。
冬野菜で土の下にできる野菜が、身体を温めてくれます。寒い季節はこれらの食材を取り入れて、冷え知らずの身体づくりをしてみましょう。
ポカポカ温まる薬膳レシピ「甘辛牛すじ丼」
準備するもの(2人前)
・牛すじ 250g
・ショウガ 1片
・ニンニク 1片
・赤唐辛子 1本
・酒 100ml
・砂糖 大さじ1
・しょうゆ 大さじ2
・みりん 大さじ1
・ネギ 1/4本
薬膳の作り方
1)牛すじは水洗いしてから、鍋に入れる。かぶるくらい水を入れて、沸騰したら2〜3分中火にしてアクを取る。一度ざるにあけ、流水ですすぐ。
2)ショウガを薄切り、ニンニクはざく切り、赤唐辛子はへたと種を取る
3)鍋に牛すじとショウガ、水250ml入れ、沸騰させて中火で45分煮る。
4)そのあと、調味料、ニンニク、赤唐辛子を加えて時々かき混ぜながら、煮汁がなくなるまで30分ほど煮る
5)温かいご飯の上に盛り付けて完成。ネギは細切りにして、上にのせる。
ポイント
牛すじのニオイが気になるなら、2回ほどゆでこぼしする(ゆで汁をすてる)と軽減されます。紅生姜や卵をお好みで加えてもOK。甘辛煮の牛すじとショウガやニンニクが、体の芯から温めてくれますよ。
まとめ
生理痛を毎回味わうと、どんより暗い気持ちになりますね。
生理中だけでなく、普段からストレッチやお風呂につかる、冷やさない服装や温かい料理を選ぶだけで、随分変わりますよ。
薬膳レシピと材料を参考にぜひ試してくださいね。