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東洋医学から学ぶ 外反母趾 今から実践、予防と対策

外反母趾になりやすい足は、偏平足や親指が第二指よりも長いなど、足の形態に関係します。

中でも現代人は素足で歩かなくなったこともあり、偏平足が原因で外反母趾がおこることが多いようです。

土踏まずを鍛えることが、外反母趾の予防になります。

また、マッサージやテーピングなどでも改善が期待できるので、遺伝だからとあきらめずに治すようにしましょう。

 

 

外反母趾になりやすい足の形

足の形は大きく「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」の3つに分類できます。

このうち、親指が一番長く小指に向けて短くなる「エジプト型」は、外反母趾になりやすいと言われています。

 

 

女性に多い外反母趾

外反母趾の9割が女性と言われ、その原因は遺伝と足の形に合わない靴のようです。

女性の場合は仕事上、ヒールのある靴を履く必要があるかもしれませんが、インソールなどを工夫して自分にぴったりのものを選び、なるだけ足に負担をかけないようにしましょう。

通勤には幅が広く指の部分に余裕がある3 cm以下のスニーカーが理想的です。

通勤と会社で履く靴を区別するだけでも、足の痛みは違ってきます。

 

 

外反母趾セルフチェック

こんな自覚症状のある方は外反母趾が疑われます。

  • 靴を履くと、親指の付け根が痛む
  • 親指が小指の方向を向いている
  • 靴を脱ぐと、親指や小指の側面が赤くなっている
  • 足の裏(指の付け根周辺)にタコができている
  • 足の指がちぢこまっている

 

 

外反母趾の予防と改善について

・足の裏や足の指を鍛えましょう。

初期の段階の偏平足を改善することで、痛みを伴うひどい外反母趾を防ぐことができます。

戸外では砂地や芝生、石ころの上を素足で歩くのも効果があります。

自宅でおこなうデスク作業では、ゴルフボールの上に足を置いて、土踏まずを刺激するのも、偏平足の予防と改善になります。

 

・はだしの時間を増やしましょう

靴や靴下を履くと足への刺激が少なくなって、筋力や機能が低下しやすくなります。家にいるときは、できるだけはだしでいるようにしてみましょう。

 

・靴下を履くなら5本指タイプを

靴下は、足の指を自由に動かせる5本指タイプがおすすめです。

 

・簡単にできる足指トレーニング

自分でできる足の指の運動として、足での「グー、チョキ、パー運動」が効果的です。

足の指と指の間が広がると空間ができて可動域が広がり、地面をふんばる力がつきます。

 

「グー、チョキ、パー運動」

また、イスに座ったまま、つま先だけ床につけてトントンとかかとを落とす運動もおすすめですが、その後、つま先だけを床につけ折り曲げ、足の裏を刺激したままキープすると、より効果が得られます。

デスクワーク中にもでき、足の裏や足の指を鍛えられるだけでなく、全身の血行もよくなります。

足の裏や足の指を鍛える簡単なトレーニングを毎日必ずおこなうようにしましょう。

上記のような簡単な足指トレーニングとともに、入浴中や入浴後に、足の指と手の指を組んでグルグル回すと、指の間が開くだけでなく、足首が柔軟になります。

 

 

外反母趾の治療について

外反母趾の原因は、足の変形だけでなく骨盤のゆがみや股関節のねじれなども関係しています。

整骨院などで診てもらい体のゆがみを取ることも改善につながります。

 

・東洋医学での外反母趾治療

東洋医学の分野では、生命エネルギーが流れる経絡(けいらく)が全身をスムーズにめぐっていると体は健康であると言った考え方です。

鍼灸治療や漢方治療、整骨院でのマッサージや矯正なども、基本は体の中の血や気、水のめぐりをよくすることです。

外反母趾は、足の親指に痛みがおこりやすいのですが、東洋医学では足の親指には脾経(ひけい)が関係していると考えられています。

この脾経には、消化器系をコントロールしている気の通り道があり、消化器系と外反母趾とは共通効果があります。

東洋医学では、病気を根本的に治すには、各部位の不都合を改善することも大事だと言った考え方です。

足の指を毎日マッサージしていると相乗効果で、親指の痛みがとれ、胃腸の調子もよくなります。

接骨院ではテーピングを用いて、足の指・足裏の運動機能の促進と機能回復を目指す治療をしますが、外反母趾は悪化するにつれて骨の変形が進み、治すのが難しくなっていきます。

違和感を持った時点でマッサージやテーピングをおこなうことで、手術を避けることができます。

 

外反母趾テーピング

 

 

・西洋医学で外反母趾を治療

整形外科での治療は、投薬や注射、電気治療や温熱療法などで、最終的には手術になります。

その他にもアーチサポート(足底板)による矯正やサポーターや装具を使って改善します。

症状が改善できず、痛みが強かったり生活が普通におこなえない場合は、手術となります。

中程度の手術では、骨を短く切って外反母趾を矯正しますが、この手術は関節が温存されるため、術後すぐに歩くことができます。

重い場合には、人工関節置換術が行われることもあります。

 

 

まとめ

現代社会では、1日のうちで靴を履く時間が長く、裸足になる時間があまりありません。

自分の足で歩く機会も減り、下半身の筋力はどんどん減る傾向にあります。

足の形もきれいなアーチ形でなく扁平足が増えているようです。T

また、慢性的な運動不足で肥満傾向の人も増え、足先に過剰な力が加わって、外反母趾を引き起こしている場合もあります。

外反母趾の予防と改善には、今までの生活をふり返って見ることも必要です。