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東洋医学から学ぶ ストレスに効果的なヨガのポーズ

ストレスに効果的なヨガのポーズ

 

毎日、鉛のような 憂うつな気持ちを抱えて過ごすほどつらいものはありません。

でも、「何とか楽になりたい、前向きに生きていきたい」といった気持ちがあれば、大丈夫です。

心がスッキリしないと、うつむき加減の姿勢で毎日を過ごしがちで、呼吸も浅くなりがちですが、ヨガのポーズでは深い呼吸をするとともに天を仰ぐポーズや姿勢を正すポーズが多く、自然にきもちも前向きになっていきます。

あれこれ思いを巡らせず、まずは淡々とヨガを続けてみましょう。

 

 

「気分が落ちこんだら深呼吸を」呼吸はイキイキの補給源

 

・気分転換

深い呼吸をくり返しておこなうと、脳内にセレトニンという気持ちを穏やかにする物質が発生します。すると今まで深刻に悩んでいたことが、大したことではないと思われます。

一度そのような気分を味わうと、「深呼吸をおこなうと気分が晴れる」といった感覚が脳にインプットされます。

 

・気脈の流れを促す

質の良い呼吸は、エネルギーを取り込んで、全身に巡り副交感神経を活発にします。

副交感神経はリラックス効果があるので気脈の流れがよくなり、筋肉のこわばりも解消でき、気持ちも和らぎます。

 

・血流がよくなる

緊張状態が続くと血管は縮んだり細くなったりしますが、深い呼吸をすることで血のめぐりぐりがよくなります。

 

・体内温度が上がる

体温が低いと各器官の働きが鈍ってしまいます。

深い呼吸をくり返すことで横隔膜がよく動き、内臓が刺激されて、体温が高くなります。

 

「気分が落ちこんだら深呼吸を」をキーワードにすると心が落ち着きます。

リラックス方法は数々ありますが、お金も時間もかからず、いつでもどこでもおこなえる、深呼吸で、ストレス解消をはかりましょう。

 

心のストレスを解消するヨガのポーズ

 

自信のなさを解消する魚のポーズ

 

 

①床に仰向けで寝て、両足をそろえて伸ばし、手は体にそわせて置き、かかとはつき出すようにします。

②息を吸いながらお尻を浮かせ、手のひらをお尻の下に入れます。

③息を吐きながら、肘で床を押すようにして、胸を天井に向かって持ち上げます。

 

 

・感情の起伏を整えるラクダのポーズ

 

 

①正座から立ひざになります。

②両ひざは腰はばに開き、足の甲は床につけます。

③両手を腰に置き、息を吐きながら腰を前に出し、息を吸いながら上体を反らせ、肩を回して片手ずつ、足首をつかみます。

このポーズをとると、胸とのどが大きく開くので、呼吸がしやすくなります。

足首まで手が届かない場合は、無理をせずに腰に手をあてて、できる範囲で体を反らせましょう。

 

 

・積極的になれるアーチのポーズ

 

 

①仰向けになり両ひざを立て、足は腰はばに開いておきます。

②手のひらを床につけて、顔の横に置きます。

③息を吸って吐きながら腰を上げて頭を床につけます。

③腰から頭まででアーチを描きます。

しなやかにアーチを描くイメージでおこないますが、かなり難易度は高いので、無理はしないようにチャレンジしてください。

 

 

・パニックになる心を解消するネコのポーズ

 

 

①正座の姿勢から腰を上げて両手両ひざを床に着きます。

この時両手の指先を手前にします。

②ゆっくりと息を吐きながら自分のおへそを見るように背中を丸めます。

③ゆっくりと息を吸いながら上体を反らしていきます。

焦ってしまいパニックになりやすい人におすすめのポーズです。

 

 

気の流れを調節するバンダ

 

バンダの意味はサンスクリット語で「束縛」といった意味です。

のど、おへそ、肛門の3点を締め付けることで気の流れが調節されます。

 

利き足で片足立ちをし、もう一方の足の裏を、利き足の太ももにつけます。

両手は頭上に上げ合掌します。

 

 

①ジャーダンダラ・バンダ

のどの引き締めは、あごを軽く引いて後頭部で脊椎を引き上げるようなイメージです。

 

②ウディアナ・バンダ

おへその引き締めは、横隔膜から腹部に内臓をすべて引き上げるイメージです。

 

③ムーラ・バンダ

肛門の引き締めは、肛門をギュッと引き締めるイメージです。

 

立っていても座っていても、のど、おへそ、肛門の3点に意識を向けると気持も引き締まります。

誰でもストレスが長く続くと自律神経の働きが乱れ、情緒が不安定になります。

体や心にメリハリをつけることで自律神経は安定します。

早寝早起き、バランスのとれた食事、適度な運動をすることなどはストレスを寄せ付けないためには当然のことですが、お尻の穴を引き締める、ムーラ・バンザは自律神経を正常にする効果があります。

ストレスだらけの世の中ですが、1日のうち数回、意識して肛門を5秒引き締めるだけで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、心身の健康が保てます。

この肛門の引き閉めのポーズは、れっきとしたヨガのポーズのひとつで、ダイエット効果や美肌効果、腰痛の予防や改善効果も期待できます。

 

 

まとめ

ストレス社会と言われる現代社会では、誰もが何らかの不安や悩みなどを抱えながら生きています。

ささいなことでイライラしたり、クヨクヨするようなら、頭を空っぽにして「フゥー」と一息ついて

簡単なヨガのポーズをとってみましょう。

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