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東洋医学から学ぶ 拒食について 心と身体を整え、拒食の症状を緩和しよう

拒食について 鍼灸治療で心と身体を整え、拒食の症状を緩和しよう

 

拒食症は神経性無食欲症という病気です。

本人には病気の自覚がないのが特徴で、痩せすぎのため栄養失調になってしまうこともあります。

病状が進行すれば命に関わりますが、適切な治療をすることで回復が可能な病気です。

西洋医学(精神科)での治療は抵抗があるという人は、東洋医学(鍼灸・漢方)の力を借りる方法もあります。

 

人は食べたもので心身の健康が保たれ、日々を豊かに暮らしていけるのですが、拒食症になると常に「痩せたい願望」があり、食事を拒否したり食べたものを吐いたりします。

このような拒食症に、心と身体を整える東洋医学の鍼灸治療は効果があるといえます。

 

 

拒食症とは

女性なら一度や二度はダイエットに挑戦したことはあるでしょうが、拒食症の場合は、異常なほど痩せることにこだわり、太ることに極度の恐怖を覚えます。

太り過ぎた人が健康のため食事や運動を生活の中に取り入れて、標準体重にするダイエットとは違い、明らかに病的と分かる痩せ方です。

拒食症で苦しんでいる人の約50%は、ダイエットをきっかけに痩せ始めます。

万年ダイエッターでリバウンドをくり返している人もいますが、そんな人はいつ拒食症を発症するかわかりません。

 

・痩せる快感

やや太めの人が痩せてまわりから注目を浴びると、痩せることが快感となり、さらに痩せたいと思ってしまいます。

拒食症の発症の原因は複雑で、仕事や人間関係からくるストレスや自律神経のバランスの乱れ、ホルモンの分泌異常、遺伝子などが関係していると言われています。

自分で吐いたりしなくても、標準体重の80%以下の状態が3ヶ月以上続くと、拒食症が疑われます。

 

拒食症の種類

拒食症には次の二つのタイプがありますが、拒食の状態と過食発作をくり返すこともあります。

 

・摂食制限型

極端に食べる量を減らしたり、運動をするなどして体重を減らすことにこだわりますが、自分で指を入れて吐いたり、下剤を使用するといったことはありません。

 

・過食排出型

お腹が空いた状態が辛抱できずにドカ食いしてしまい、後悔から無理に吐いたり下剤を用いて、食べたことをなかったことにしょうとします。

 

拒食症でやせていても活動的な人もいますが、栄養不足が続くと腎不全や低血糖、不整脈などの症状がでる場合があります。

 

拒食症の治療方法について

まずは栄養補給をおこないます。

しかし、本人は「痩せることはいいことだ」と思っているので、食べようとしないため、周りの人の協力が必要となります。

西洋医学での拒食症の治療方法は、抗うつ剤、抗精神病剤、食欲増進剤などが用いられます。

また、認知行動療法なども並行しておこなわれます。

認知行動療法とは、認知と行動に働きかける方法です。

認知療法では患者の考え方のゆがみを認知させ、行動療法では行動を変えるためのアドバイスなどがあります。

 

・東洋医学での拒食症の治療方法について

東洋医学は、心と身体は強く影響し合うという考え方を元に治療がおこなわれますが、鍼灸治療は次のような神経系の病気の治療に有効です。

拒食症や過食症、神経痛、肋間神経痛、うつ病などです。

 

 

・拒食症の治療に効果的なツボ

人中、足三里、下関、頬車、地倉、合谷、中脘、気海、内関、百会、三陰交などが拒食症の治療に効果的なツボです。

人中(じんちゅう)は、鼻と口の間にある縦に走っている溝です。

足三里(あしさんり)は、膝下外側にあります。

下関(げかん)は、耳の穴から頬骨に向かって指を移動させ骨がくぼんだところです。

頬車(きょうしゃ)は下あごにあり、エラの角から指1本分前にあります。

地倉(ちそう)は、口の両端(口角)の少し外側にあります。

合谷(ごうこく)は、人差し指と親指の間の付け根にあります。

中脘(ちゅうかん)は、おへそに小指をあてて、手のひら分のところです。

気海(きかい)は、おへそのすぐ下の正中線上にあります。

内関(ないかん)は、手の関節の内側の横ジワから指3本上(ひじの方)です。

百会(ひゃくえ)は、頭のてっぺんです。

三陰交(さんいんこう)は、くるぶしの一番高いところに小指をおき、指幅4本上の、人さし指があたっているところです。

 

拒食症になったきっかけ

ほとんどの人がダイエットをきっかけに拒食症を発症していますが、その背景には痩せた人がもてはやされる社会的背景があります。

太った人はいつも3枚目的な役割を担う立ち位置に追いやられてしまい、プライドを失いがちです。

ダイエットを決意し、順調に痩せ、「痩せてキレイになったね」などと声をかけられると、もっと痩せてまわりの人に褒めてもらおうと極端な食事制限をしたり、食べたものを吐いたり、下剤を常習したりします。

こんな状態が続いても本人は拒食症であることを認めず、極端なダイエットを止めようとしません。

もちろん、自分を認めてもらいたいだけで拒食症になったわけではなく、家庭環境の悩み、仕事上や学校などでの人間関係の悩みなど拒食症になったきっかけは様々です。

しかし、どんなきっかけであろうと結果は、肌は乾燥し、皮膚の色は土色になり、便秘や不眠に悩まされ集中力や判断力が鈍ってしまいます。

 

 

まとめ

拒食症は、病状が進行すれば命に関わりますが、気長に適切な治療をすることで回復が可能な病気です。

精神科での治療は抵抗があるという人は、東洋医学の力を借りる方法もあります。

鍼灸治療で拒食症が改善された人も数多く、ほとんど副作用もなく、数回の施術で快方に向かう人もいます。

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