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不正出血は骨盤の歪みと血のめぐりが原因 改善策は鍼灸・ツボ押し・漢方薬

不正出血

 

不正出血とは、生理でもないのに、膣や子宮、外陰部などから出血することです。

排卵の頃にいつも出血するなら、中間期出血でそれほど心配する必要はありません。

 

しかし出血が長い場合や量が多い場合は、ホルモンバランスが崩れているからかもしれません。

 

不正出血の中には、子宮頸がん、子宮体がん、子宮頸管ポリープ、子宮筋腫、子宮内膜症、膣炎などの病気がひそんでいることもあります。

 

不正出血になったことがあるかをたずねたところ、64.6%の女性が「ある」と回答しています。

 

これまで不正出血になったことがないという人は、30.6%しかおらず、不正出血は、生理痛や生理不順などと並ぶ、女性特有の”カラダに関する悩みのひとつ”です。

 

女性特有のデリケートな症状なので、不安な場合は専門の病院を受診するようにしましょう。

 

今回は、不正出血の症状や原因と改善方法についてご紹介します。

 

 

 

不正出血の症状

 

不正出血は正常な月経時以外に性器から出血することを総称したものです。

 

出血の頻度や量、血液の色などは原因によってさまざまです。

頻繁におこることもあれば、忘れたころにおこることもあり、頻度は患者さんによって違います。

 

量も多かったり少なかったり、色も赤かったり茶色かったりするなど、一概にはいえません。

 

また、不正出血の出血量や頻度などと、原因になっている病気の重症度や危険度は必ずしも比例しません。

 

そのため、不正出血があるということ自体に注意が必要です。また、出血量が多い場合は、鉄分が不足して貧血をおこすことがあります。

そのため、疲れやすい、ふらつき、動悸(どうき)など、貧血の症状があらわれることがあります。

 

 

 

不正出血の原因

 

不正出血原因

 

不正出血は原因によって、器質性出血と機能性出血に分けられます。

 

 

器質性出血

 

器質性出血は、子宮に異常がおこり、それによっておこる出血です。

 

原因になる病気としては、子宮筋腫、子宮膣部びらん、子宮頸管ポリープ、子宮内膜ポリープ、子宮頚管炎、膣炎などが考えられます。

妊娠していれば流産などの場合もあります。

 

こうした病気を治療すれば不正出血も解決します。ほかにも、思春期の性器発育不全などが原因となっていることもあります。

子宮頸がんや子宮体がんによって出血をおこしていることもあり、注意が必要です。

 

 

機能性出血

 

機能性出血は、不正出血全体の約30%を占めています。

 

女性ホルモンバランスが崩れることが主な原因で、卵巣などホルモンを分泌する組織のはたらきが乱れることでおこる出血です。

 

代表的なものには、卵巣機能不全や更年期などによるものがあります。ほかにも、黄体機能不全による月経前出血、排卵期前後におこる排卵期出血(中間期出血)などがあります。

 

機能性出血は、環境の変化や、精神的ストレス、睡眠不足、ダイエットなどでホルモンバランスが崩れることによっておこることがあります。

 

 

不正出血があった場合、出血の様子を見て病気によるものなのか、自己判断することは危険です。

 

医療機関へ受診し、器質性出血かホルモンバランスの乱れから起こる機能性出血かを分かった上で治療することをおススメします。

 

 

次にホルモンバランスの乱れからくる不正出血の改善方法についてご紹介します。

 

 

 

ホルモンバランスの乱れが原因の不正出血改善方法について

 

ホルモンバランス

 

不正出血の約30%はホルモンバランスの乱れによる不正出血です。

ホルモンバランスが乱れる要因として、骨盤の歪みや血のめぐりの悪さが考えられます。

 

 

骨盤の歪みを整える鍼灸治療

 

骨盤が歪むと、恥骨や仙骨のズレが起こり、生理痛や生理不順、不正出血など様々な生理のトラブルを招きます。

 

骨盤は生理の時期に最もゆるみ、生理が終わると、自然に引き締まるような仕組みになっています。

 

骨格が歪むと骨盤内の子宮や卵巣もゆがんだ状態となり、様々な不調が起こってしまいます。

 

その骨盤が歪む原因の多くは、不自然な姿勢です。

 

座っているときに足を組む姿勢は、骨盤の歪みに大きく影響します。

また立って腕組みをするのも、背骨が曲がり、さらにお腹も出る姿勢になるため、骨盤を歪ませる姿勢です。

 

仕事や勉強、スポーツなどで体の軸が歪んでいないか、普段から気をつけるようにするとともに、鍼灸治療で体の経穴(ツボ)や経絡を刺激して骨盤を正常な位置にキープすることが大事です。

 

また女性特有の症状である生理不順や生理痛、不正出血などは、血のめぐりの悪さも原因の一つです。

 

次に血のめぐりを改善する鍼灸治療やツボについてご紹介します。

 

 

血のめぐりを良くする鍼灸治療とツボ

 

生理不順や生理痛、不正出血など様々な生理のトラブルは血のめぐりの悪さが原因と考えられ、昔から「血の道症」と呼ばれています。

 

血の道症は冷えからきていることが多く、お腹と腰を温めておけば全身の血流がよくなると言われています。

 

仙骨は腰の位置にあり、女性ホルモンと深く関係しており、仙骨に歪みや冷えが生じると、女性ホルモンのバランスが崩れ、生理痛や生理不順、不正出血などの症状が出やすくなります。

 

鍼灸治療では仙骨を温めて骨盤内の血の巡りを良くする効果があります。

 

 

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血のめぐりを良くするツボ 自己ケア 

 

腹巻やカイロを用いたり、ぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、足湯をするのも効果があります。

 

また、シャワー等でお腹と腰に熱め、お風呂上がりにドライヤーでお腹と腰を温めるのも冷えの解消になります。

 

自分でできる最も手っ取り早い方法としては、お腹と腰をカイロなどで温めることです。

 

またツボにも体を温める効果やホルモンバランスを整える効果があり、不正出血には最適です。

 

 

お腹のツボ 関元(かんげん)と水道(すいどう)

 

ツボの位置

関元:指幅4本をそろえて人さし指をおへそにおき、小指があたっているところが関元です。

水道:関元から指3本分外側に取ります。

 

ツボの押し方

両手を重ねて、優しくつぼを”押して離す”を1〜2分程度、繰り返します。

お腹周りはデリケートなので力を入れずに、やさしく押すのがポイントです。

 

 

腰のツボ 関元兪(かんげんゆ)と膀胱兪(ぼうこうゆ)

 

ツボの位置

どちらもお尻にある逆三角形の仙骨の上にあります。

 

ツボの押し方

うつぶせに寝て、腰に両手を当てて親指で押します。 腰の緊張がほぐれ、血行を促進します。

 

 

背中と腰の間のツボ 腎兪(じんゆ)

 

ツボの位置

ウエストラインの背骨から指2つ分外側で左右にあります。

 

ツボの押し方

息を吸って吐きながら左右一緒に親指でゆっくり押していき3秒間留め、またゆっくり離していくのを最低3セットで5〜7回繰り返します。

 

 

手のツボ陽池(ようち)

 

ツボの位置

手の甲側で、小指と薬指の間を手首方向に指を当てていき、手首の付け根あたりのくぼみのところにあります。

 

ツボの押し方

反対の手の親指をあてます。

その時他の四本の指は手のひら側に回して添えておきます。

親指をツボに当ててゆっくり深く力を入れていき5秒ほど押して、ゆっくり離すを10回程繰り返します。

 

血行を良くしてホルモンバランスを整える効果があり、万能のツボとも言われています。

 

 

 

不正出血に効果のある漢方薬

 

芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)

 

効果

冷え症で、出血傾向のある方の、痔出血や月経障害にともなう貧血がある場合などに用いられます。

 

配合されている生薬

地黄(ジオウ)、芍薬(シャクヤク)、当帰(トウキ)、甘草(カンゾウ)、川芎(センキュウ)、艾葉(ガイヨウ)、阿膠(アキョウ)

 

 

婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)

 

効果

冷え性、生理不順、生理痛、不妊症、習慣性流産など婦人病の諸症状に用いられます。

 

配合されている生薬

当帰(トウキ)、阿膠(アキョウ)、黄耆(オウギ)、地黄(ジオウ)、芍薬(シャクヤク)、茯苓(ブクリョウ)、党参(トウジン)等

 

 

温清飲(うんせいいん)

 

効果

生理不順や生理痛、ことに出血の多い月経過多に好んで用いられます。

 

配合されている生薬

地黄(ジオウ)、 芍薬(シャクヤク)、 川芎(センキュウ)、 当帰(トウキ)、 黄芩(オウゴン)、 黄柏(オウバク)、 黄連(オウレン)、 山梔子(サンシシ)

 

 

いずれも漢方薬局や薬剤師さんのいるドラッグストアで相談してから購入しましょう。

 

 

 

まとめ

 

生理不順や生理痛、不正出血など様々な生理のトラブルの多くは、骨盤の歪みや血のめぐりの悪さか起こる体の冷えが原因です。

人の体は上半身に熱が、下半身に冷えが集まりやすいので、骨盤内の子宮を冷やさず、いたわってあげるようにしましょう。

 

不正出血は、ホルモンのバランスの崩れが原因のものと、女性特有の病気の場合があります。

東洋医学と西洋医学の2つの観点から治癒をめざしましょう。

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