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不眠の症状と対策について 不眠に効果的なツボは?

東洋医学からみた不眠の症状と対策について 不眠に効果的なツボは?

 

不眠症とは、眠れない日が長く続き、通常の生活に支障が出る状態をいいます。

不眠症には心身の病気が原因となる続発性不眠症と、特に病気もないが眠れない原発性不眠症に分けられます。

 

 

続発性不眠症と原発性不眠症とは?

 

・続発性不眠症

脳に疾患がある場合や、強いかゆみを伴う病気がある場合、睡眠時無呼吸症候群などが原因となります。

*睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に100秒以上呼吸が止まることをいいます。

その他にも統合失調症、うつ病、躁病などが原因で不眠となることがあります。

 

・原発性不眠症

特に病気でもないのに眠れないのは性格的に几帳面な人に見られますが、一般的には高齢者に多く、加齢によって睡眠のリズムが変化するためで、特に心配することはありません。

しかし、認知症にともなう不眠症もあるので見極める必要があります。

 

あなたはどのタイプ?4つの不眠症について

 

①入眠障害

寝つくまでに時間が1時間くらいかかってしまい、眠ろうと思えば思うほど目が冴えてくるタイプです。

 

②熟眠障害

よく眠れたという熟睡感が得られないタイプで、うつ病の初期などにも起こる場合があります。

 

③中途覚醒

寝ている間に何度も目が覚めるタイプで、特に中高年に多く見られます。

睡眠時無呼吸症候群の場合は、数分感覚で目が覚めることがあります。

 

④早朝覚醒

早朝から目が覚めてしまい、再び眠れず朝を迎えてしまうタイプです。

 

不眠治療に効く鍼灸のツボ

 

鍼灸などでのツボの刺激が不眠症には効果的です。

不眠の原因は人によって違いますが、気血水の流れがよくなると不眠症を改善することも可能です。

体は全部つながっているため、不眠とは関係がなさそうと思われるツボも刺激することで

体が整い安眠効果が得られます。

不眠症の鍼灸治療には内関(ないかん)、血海(けっかい)、三陰交(さんいんこう)、足三里(あしさんり)、百会(ひゃくえ)、翳明(えいめい)、中脘(ちゅういん)、中極(ちゅうきょく)、神門(しんもん)、失眠(しつみん)、労宮(ろうきゅう)、心兪(しんゆ)、神道(しんどう)太溪(たいけい)太衝(たいしょう)行間(こうかん)内庭(ないてい)などの刺激が有効です。

 

・ベッドに入ってもなかなか寝つけない時は、自分で労宮を刺激してみましょう!

労宮は、手を軽く握った時の、手のひらにくっつく中指を薬指の中間にあるツボです。

このツボを片方の親指で押します。

「このツボを押すことで心地よく眠りにつくことができる」という自己暗示をかけることによってリラックスでき、入眠しやすくなります。

 

 

近年増えている睡眠不足症候群とは?

 

睡眠不足症候群は慢性的な睡眠不足が続き、その影響から昼食後に強い眠気に襲われます。

集中力、思考力、判断力も低下し、社会生活にも支障をきたします。

中には1日の睡眠時間が3~4時間で、休日にまとめて10時間以上も寝るといった睡眠のスタイルができてしまっている人もいるようです。

このような睡眠スタイルが長く続くと、うつ病の引き金になってしまうこともあります。

昼食後の休憩時間に10分でもよいので仮眠し、休日は過眠に陥らないようにすることで睡眠不足症候群は解決できます。

 

慢性的な睡眠不足の裏に病気が隠れている場合も

 

自分では毎日十分な睡眠をとっていると思っているものの、日中に慢性的なだるさや疲労感、集中力の低下などを感じるのは、次の様な病気の疑いもあります。

 

・ナルコプシー

約1000人に1人の割合で10代から発症する病気で、日中に眠くて辛抱ができない症状が現れます。

 

・副腎機能の低下

副腎は腎臓の上にある臓器で、機能が低下すると体がだるくなり、寝起きが悪くなります。

 

・睡眠時無呼吸症候群

夜中に自分のいびきで目が覚める、朝起きるとのどが乾くなどの症状があります。

 

その他にも慢性的な睡眠不足が続くと、免疫力が低下して、アレルギー疾患にかかりやすくなります。また、血圧が上昇する、心拍数が増加することもあります。

 

定期的に鍼灸治療を受けると不眠は解消できるの?

 

睡眠障害の中には西洋医学の治療が必要な場合もあります。

しかし、西洋医学の分野でだけでは快方に向かわない場合や、治療後のメンテナンスには東洋医学の鍼灸分野が適しています。

 

・日々の生活習慣を見直す

西洋医学も東洋医学も万能とは言い切れません。

一番大事なのは日々の生活習慣です。

たとえ寝つきが悪くて睡眠時間が足りないと思っても、朝起きる時間を一定にすると、睡眠のリズムが整ってきます。

日中の適度な運動は安眠効果をもたらしますが、寝る前のランニングなどの激しい運動は不眠の原因となってしまいます。

また、寝る1時間前にはパソコンやスマホ作業は控え、カフェインを含む飲み物も控えましょう。

良質な睡眠を得るためには、枕などの寝具も自分の体格に合ったものを選ぶようにしましょう。

 

・睡眠のメカニズムを知っておく

少ない睡眠時間でも眠りのサイクルにそった睡眠をとっていると、日中睡魔に襲われることもありません。

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠が90分ごとに交互にくり返されるため、90の倍数で目覚めると、睡眠不足を感じることが少ないようです。

 

 

まとめ

鍼灸治療での不眠症患者の回復は、比較的良好です。

不眠症患者は年々増えている傾向にあり、日々の仕事や生活にも支障をきたすほどの人も多いようです。

西洋治療と東洋治療をうまく取り入れて、良質な睡眠を手に入れましょう。