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東洋医学から学ぶ 頭痛やめまいの原因と対処法について

頭痛やめまいの原因と対処法について

 

頭痛や目まいは辛いものですが、鍼治療でやわらげることができます。

鍼刺激をすることで、モルヒネと同じような鎮痛物質が出て痛みが抑制されるとともに、筋肉の緊張がゆるみ血流がよくなります。

頭通には片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛がありますが、がまんできないほどの痛さや吐き気などが伴うときは緊急を要する場合もあるので、専門の病院で検査を受けましょう。

また、目まいの原因も様々ですが、自律神経の乱れからくることが多いようです。

「頭痛がする」「目まいがする」という症状は、頭や目に原因があるとは限らず、遠く離れた部位に病変がある場合も少なくありません。

 

 

鍼治療が効果的な片頭痛と緊張型頭痛 

鍼灸治療の良い点は一時的に痛みを止めるだけでなく、継続して施術をおこなうと、頭痛体質を改善できることです。

鍼灸などによるツボ刺激は、片頭痛、緊張型頭痛ともに効果が期待できます。 

 

・片頭痛とは

原因がよくわからずたびたびくり返される頭痛のほとんどが、発作的に始まる激しい頭痛で、左右どちらかの片側に痛みが始まります。

頭蓋骨の外側の血管が急に緊張して起こる頭痛で、大部分は数時間もすれば自然に治まり痛みの強さは強烈で、ズキンズキンと波打つような痛みです。

性格的には神経質な人に多く、精神的なストレスや強い光や音が引き金になります。

片頭痛をおこしやすい人の中には頭痛が起きる前に前ぶれの症状として、だるさや気分の悪さ、目がチカチカするなどの異常を感じることがあります。

 

・緊張型頭痛とは

緊張型頭痛は、頭全体が締め付けられるような圧迫感が続きます。

首から肩にかけて後頭部から側頭部にかけて痛みがある方が多いのも特徴です。

パソコン作業などで長時間同じ姿勢をとったり、目を極端に使う細かい作業を続けたりすることで起こります。

 

鎮痛剤に頼る前に

頭痛は何かの原因があり、それを引き起こす悪習慣を長く続けている結果ともいえるので、生活習慣を見直すことは大事です。

 

・生活習慣を見直す5つの方法

まずは、次のようなことに気を付けてみましょう。

①目をいたわった姿勢で仕事や勉強をする。

②規則正しい生活を送り、十分な睡眠をとる。

③入浴や適度な運動で身体のコリをとる。

④メガネの調節をする

⑤精神的なストレスの解消をはかる。

 

 

・体のコリを取って頭痛を治す

頭痛に悩む人に共通するのは肩、首、背中のコリや、冷えなどの症状です。

体はすべてつながっているので、ツボを刺激して血流をよくすると疲労物質である乳酸などの老廃物が排出されやすくなり、頭痛が緩和されます。

鎮痛剤を常用すると、体が慣れてしまって効きにくくなってしまう場合や、薬物性の頭痛が生じることもあります。できるだけ薬に頼らないケアが理想といえます。

 

頭痛のツボについて

片頭痛の場合は、痛みが起きているときは、頭や首周りはあまりさわらずに、頭から離れた場所のツボをお灸などで温めると効果があります。

前頭痛は足の三里(ひざのお皿のすぐ下、外側のくぼみに人さし指をおき、指幅4本そろえて小指があたっているところ)を刺激します。

側頭痛は足の臨泣(足の甲側で、小指と薬指の付け根間を足首方向に2~3㎝行ったところの骨と骨の間)です。

緊張型頭痛の場合は、首や肩の筋肉の緊張を鍼の刺激でほぐすと筋肉の緊張がとれ、頭痛の原因が解消できます。

緊張型頭痛による後頭部や側頭部の痛みに効果的なツボは、天柱(後頭部の髪の生え際より頭に近いところの首筋の太い筋肉の両側)を刺激します。

この天柱は緊張型頭痛に限らず、どんな頭痛にも効果があります。

 

 

・自分で天柱を刺激する方法

両手で頭を抱えるようにしてツボに親指をあて親指を立てて刺激します。しこりがあるようなら少し強めに押します。

刺激のリズムは5秒押しては3秒休み、これを5回くり返します。

 

目まいの原因と対処法

頭痛とともに不快なのがめまいですが、めまいには様々な原因があります。

もっとも多いのが、ストレスや気圧の変化によって自律神経のバランスが乱れることから起きる目まいですが、脳や耳の中の機能に異常があっておこるめまいや、貧血によるめまい、血圧の急激な変化によっ起こるめまいなどがあります。

めまいそのものが不快な上、耳鳴りや吐き気、頭痛などが伴うと日常生活に支障をきたしてしまいます。

 

・自律神経を整える手三里への刺激が効果的

手三里のツボはひじを曲げた時にできる親指側のシワから手先へ指2本分のところにツボがあります。

このツボは比較的わかりやすいので自分で刺激することもできます。

反対側の手で腕をつかむようにして親指をツボに当てます。指を立てて筋に入れ込むようにして刺激します。押していた気持ちよいところがツボです。

刺激のリズムと回数は、3秒押して3秒休む、これを10回くり返します。

 

 

まとめ

頭痛も目まいも鍼灸治療は効果的ですが頭が割れそうなくらい痛かったり、手足のしびれが伴う目まいなど、いつもと違う頭痛や目まいの症状があらわれた場合は、病院で詳しく検査をしてもらいましょう。

長時間のパソコン作業や手芸などの手作業を常におこなう人は、作業の合間に自分でもツボ刺激をしてリラックスしましょう。

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