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疲れ目やかすみ目の原因と目のコリに効果的なツボ6選

目の疲れとツボ

 

パソコンやスマートホンの普及も関係があるようですが、疲れ目やかすみ目で悩む人は年々増えています。

疲れ目がひどくなると目の奥がズキズキしたり、物が二重に見えたり、かすむなど日常生活にも支障が出てしまいます。

単なる疲れ目だと、適切な睡眠をとることで目のかすみなどのトラブルは解消されますが、睡眠をとっても症状が改善しない場合は、さらに悪化した眼精疲労かもしれません。

 

今回は目の疲れを改善するツボについてご紹介します。

眼精疲労にならないよう、日頃からのケアが大切です。

 

 

 

疲れ目と眼精疲労の違い

 

疲れ目は、目がショボショボしたり、かすんだり、まぶたがピクピクしたりします。
解消方法としては、とりあえず目をつぶって毛様体筋を休ませることです。

眼精疲労は、疲れ目の症状に加え頭痛、肩こり、首こり背中の張り、不眠などがあらわれます。

 

 

疲れ目の原因

 

疲れ目の原因に多いのが、長時間同じ姿勢を取るパソコン作業などです。

長時間同じ画面を見続けると、目のピントが固まってしまいます。

次に遠くを見たり、他のものに焦点を合わそうとしてもなかなか合わず、かすんだりぼやけたりして、ひどい場合は気分が悪くなったりします。

これは、目のまわりの外眼筋という筋肉が筋肉疲労を起こしているからです。

また、近くを凝視していると、目のピントを合わせる毛様体筋にも負担がかかり疲労感が出ます。

疲れ目と肩こりや首こりは関係していて、目を酷使すると様々な部位にコリが生じてきます。

 

 

疲れ目の対策

 

眼を蒸しタオルなどで温めると、筋肉のコリがとれます。

冷たいタオルと交互におこなうとより血流が促進されます。

しかし、炎症や充血がひどいと温めると症状が悪化することもあるので気をつけましょう。

睡眠不足も疲れ目など目のトラブを招いてしまいます。

最低でも6時間はとりたいものです。

また、真っ暗で眠った方が眼球がリラックスします。

 

 

眼精疲労の種類について

 

疲れ目が進行すると眼精疲労になってしまいがちですが、眼精疲労にも次のような様々な種類があります。

 

 

調節性眼精疲労

 

目がかすむ、焦点が合わなくなる、物が二重に見えるなどの症状が特徴です。

これはピント調節機能が低下することで起こる症状です。

調節性眼精疲労のほとんどは老眼ですが、最近では年代に関係なくスマホを見続けることで起こるスマホ老眼が多くなっています。

その他にも、簡易検査のみで度数が強すぎる眼鏡やコンタクトを用いている場合も調節性眼精疲労になることもあります。

 

 

眼筋性眼精疲労

 

目の周りの筋肉の緊張が原因で、ジーンと痛くなるのが特徴です。

パソコン作業を長時間にわたりおこなう人に多い症状です。

斜視や乱視などがあると、よけいに眼筋性眼精疲労を起こしやすくなります。

 

 

神経性眼精疲労

 

主に片眼の目の奥がズキン、ズキンと痛みます。

目の奥には、眼動脈や視神経、三又神経などが走行しているために、眼精疲労から起こる神経の痛みです。

 

 

症候性眼精疲労

 

病気が原因で起こる目のトラブルです。

ドライアイ、円錐角膜、白内障、緑内障、ぶどう膜炎、黄斑変性症、網膜症などや、膠原病や甲状腺の病気でも目に炎症が起ります。

眼精疲労のケアと共に、根本的な病気の治療が必要となります。

 

 

精神性眼精疲労

 

精神的なストレスから起こる眼精疲労です。

光をまぶしく感じたり、焦点が合わないなどの症状が特徴です。

 

 

かすみ目の原因と対策

 

かすみ目とは、視界全体がかすんだように見えたり、ぼやけて見えることを言います。

原因は、スマホやパソコンなどのモニター画面の見すぎ、メガネやコンタクトレンズのピントが合っていない、エアコンなどによる目の乾燥、ストレスによる自律神経の乱れなどが考えられます。

かつては、かすみ目は老眼が進行してピント調節機能が低下する年代に多かったものの、最近ではIT眼症といって、若い世代にも目のかすみや疲れ目などの症状が起きています。

前傾姿勢でおこなうパソコン作業などは、通常の頭の重さの7㎏の約4倍もの負担がかかると言われています。

首を前に突き出して背中を丸めた姿勢を取り続けると、酸欠状態になりかねません。

パソコン作業をするときは、30㎝以上離して作業をし、1時間に1度は立ち上がって深呼吸をするようにしましょう。

 

 

 

疲れ目やかすみ目にはツボ刺激が効果的

 

目に関係するツボを刺激することで、効率よく血行促進ができ、目のトラブルが解消できます。

 

 

目のトラブルに効果的なツボ6選

 

疲れ目に効く6つのツボをご紹介します。

記述した位置を目安に、人差し指か中指の腹でそっと押して「気持ちが良い」と感じるところを探してみましょう。

 

目のツボ

 

 

① 魚腰(ぎょよう)

 

眉毛の真ん中から少しだけ下におりたところにあるくぼみ

 

 

②承泣(しょうきゅう)

 

目の中心のすぐ下側に当たる骨のふち

 

 

③晴明(せいめい)

 

目頭(目のいちばん内側)と鼻の付け根の間にあるくぼみ

 

 

④太陽(たいよう)

 

眉尻(眉毛のいちばん外側)と目尻(目のいちばん外側)を結んだ線の真ん中から少し外側に寄った、こめかみのくぼみ

 

 

⑤攅竹(さんちく)

 

眉頭(眉毛のいちばん内側)のすぐ下にある深いくぼみ

 

 

⑥絲竹空(しちくくう)

 

眉尻(眉毛のいちばん外側)にある小さなくぼみ

 

 

マッサージの手順

 

ツボの位置がわかったら、さっそくマッサージをしてみましょう。

まずは目の周りのツボ。

目の疲れが取れると同時に首や肩も楽になるので、リフレッシュしたいときにもおすすめです。

 

目の周りは皮膚が薄くてデリケート。表面近くにたくさんの血管や神経が集まっているので、力を入れすぎたり、皮膚をこすったりしないように気をつけて、そっと刺激しましょう。

 

 

じっくり3分マッサージ

 

  • 1)両方の親指を「太陽」、人差し指を「攅竹」に当て、軽く8~10回押します。

  • 2)人差し指か中指を「睛明」に当て、軽く8~10回押します。

  • 3)両方の親指をあごに当て、人差し指と中指を「承泣」に当てます。このままそっと8~10回押します。

  • 4)人差し指か中指を使い、「睛明」「攅竹」「魚腰」「絲竹空」「承泣」「太陽」の順番に5秒ずつ押します。

  • 5)最後に「太陽」に中指と薬指を当て、軽く押しながら円を描くように10秒ほど指を動かします。

 

 

 

まとめ

 

現代人に多いパソコンやスマートホンによる疲れ目やかすみ目には、鍼灸治療が有効です。

疲れ目が進行すると、日常生活にも支障をきたすほどの眼精疲労になってしまいます。

目のトラブルが続くようなら、まずツボ刺激でコリを取り除きましょう。

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