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心のストレス 漢方療法

心のストレスは漢方で治そう!

 

漢方では、病気というほどではないがなんとなく具合が悪い状態を未病といいます。

眠れなかったリ、疲労感が取れなかったり、イライラしたりする状態が長く続いているようなら、病気と健康のはざまの未病の段階かもしれません。

未病の原因のひとつがストレスと言われていますが、仕事や人間関係などは生きていくうえで避けては通れないものです。

ストレスが引き金となる様々な症状を軽減するには漢方薬が適しています。

自分がどのようなタイプか客観的に知ることで、心のストレスは解消されます。

 

 

ストレスが体や心に与える影響

日常的にストレスを感じている人は増え続けています。

ストレスが体に与える影響は、頭痛やめまい、ぜんそく、高血圧、胃痛、下痢、便秘、腰痛、不眠、食欲減退などです。

心に与える影響としては、憂うつ感、焦燥感、無気力感など様々です。

ストレスが上手く解消できずにどんどんたまると、自律神経の働きが乱れ情緒が不安定になってしまいます。

漢方では「肝」が自律神経のバランスを整え精神を安定させると考えられています。

 

 

タイプ別によって違うおすすめの漢方薬

 

・イライラタイプ

イライラして怒りっぽくなり、肩こりや頭痛が起こりやすく目が充血するなどの症状があらわれる場合があります。

このタイプには、ホルモンのバランスが整う加味逍遥散などが適しています。

加味逍遥散(かみしょうようさん)に含まれる生薬は、柴胡(さいこ)、芍薬(しゃくやく)、当帰(とうき)、茯苓(ぶくりょう)、蒼朮(そうじゅつ)、山梔子(さんしし)、牡丹皮(ぼたんぴ)、甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)、薄荷(はっか)です。

 

・ドキドキタイプ

いろいろな悩みがたまり不安になり、動悸や息切れが気になるこのタイプには、桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)が適しています。

含まれている生薬は、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、大棗(たいそう)、生姜(しょうきょう)、甘草(かんぞう)、牡蛎(ぼれい)です。

 

・クヨクヨタイプ

マイナス思考に陥りやすく何をするにも気力がわかず、胃腸の不調や多汗などの症状が気になるタイプには、加味帰脾湯(かみきひとう)が適しています。

含まれている生薬は、黄耆(おうぎ)、柴胡(さいこ)、酸棗仁(さんようにん)、蒼朮(そうじゅつ)、人参(にんじん)、茯苓(ぶくりょう)、遠志(おんじ)、山梔子(さんしし)、大棗(たいそう)、当帰(とうき)、甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)、木香(もっこう)、竜眼肉(りゅうがんにく)です。

 

・ストレスによる水太りタイプ

体にたまった余分な水分を排泄することで、水太りやむくみが改善できます。

むくみが気になるタイプには、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)が適しています。

含まれている生薬は、防已(ぼうい)、黄耆(おうぎ)、蒼朮(そうじゅつ)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう)です。

 

その他にも、みぞおちが重苦しい時には半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)が適しています。

 

ストレスは積もらないうちに解消しましょう

忙しい日々の中でストレスからくる体調不良に気づいていながら、放置してしまうのが実情ではないでしょうか。

しかし、自分の身体に向き合わずにいると、さまざまな不調へとつながります。

理想は「今日のストレスは今日のうちに解消する」ことです。

とは言え、ストレスを甘いもので解消したり、お酒で解消する癖がつくと、どんどん食べる量や飲む量が増え、やがては抑制がきかない自分に嫌悪感を抱き、それがストレスになることもあります。

次のようなストレス解消法を取り入れてみませんか。

 

・決まった時間に運動をする。

忙しい中でも朝はラジオ体操、寝る前はストレッチをするなどの習慣をつけると体内時計が整います。

 

・深呼吸をする

ストレスがたまると呼吸が浅くなりがちです。

深呼吸をすることでしっかりと脳に酸素が行き渡り、交感神経の活動を抑制するため気持ちにゆとりができます。

 

・1日に30分だけでも自分の好きなことをする

自分の時間を持たないと、ストレスはたまる一方です。

お気に入りの喫茶店でぼんやり過ごす、好きな音楽を聴く、ファッション雑誌を眺める、楽器を奏でるなど、なんでもいいので心から楽しいと思えることをすると、気持が安定し免疫力が高まります。

 

 

まとめ
長引くストレスを解消するには、自分がイライラするタイプかドキドキするタイプか、クヨクヨするタイプかを知って、漢方薬の力を借りるのもおすすめです。

また、ストレスを感じるのは脳なので、心から楽しめてご機嫌になる刺激を脳に与えれば、ストレスは逃げていきます。

仕事で失敗したり、人間関係が上手くいかなくても、「おかげでこの程度の失敗ですんでありがたいことだ」「 十人十色というけれど、人には色々な考え方があることを学ばせてもらいありがたい経験だった」と何でも語尾に「ありがたい」という言葉をそえれば、脳の思考回路を変えることができ、ストレスとは無縁になります。