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東洋医学から学ぶ 不妊について 妊活は血のめぐり、温活から! 妊娠しやすい体をつくろう

不妊について 妊活は血のめぐり、温活から! 妊娠しやすい体をつくろう

不妊ではないかと悩んだ経験がある夫婦は35%、不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は16%、日本人にとって身近な問題といえます。

漢方では血の不足や血行不良、ストレスによる気血の滞りが不妊の原因に関係していると考えます。
気血の不足をしっかり補い、ストレスを解消して気血をめぐらせ、身体を温めることが妊娠しやすい体を作ることに繋がります。
漢方薬には、冷え性や貧血の不妊体質の改善に効果が期待できるものが多くあります。
不妊治療に用いられる漢方薬は、漢方の考え方に基づいた「気」「血」「水」の流れをよくする生薬を個人の体質に合わせて処方します。

 

 

不妊とは?

不妊の定義として、WH0(世界保健機関)では「子供を望み、避妊せず、自然な性生活があるカップルで、2年間の不妊期間があることを不妊症」としています。
不妊の原因は男性にも女性にもあり、男性では射精障害(精力低下、インポテンツ、前立腺病)や精液の異常、女性では卵巣因子での排卵障害、卵管因子での受精障害、子宮因子で着床障害などですが、何の問題もないが妊娠しない場合もあります。

 

妊活は温活からはじめよう!

不妊症の改善に生活習慣の改善も大切です。適度な運動やストレスを溜めない生活リズムなどを心がけ、体の中のエネルギーを増やし、元気な精子と卵子を作ることが妊娠へ導きます。
手足がいつも冷たい人は、まずは「温活」からはじめてみましょう。
冷えは漢方的には「血」の不足からおこると言われ、生理で血を失う女性は、意識して血を養うことが大切です。
20代、30代の妊娠適齢期に、血を消耗する極端なダイエットや夜ふかし、お腹や下半身を冷やすようなファッション、喫煙、運動不足、フアストフードなどに偏った食事といった生活習慣を続けると、体はどんどんは冷え低体温になってしまいます。

 

・「血」の働きについて
血の主な働きは、全身を巡って体のあらゆる組織や細胞に栄養を届け、体温を保ちます。
女性の美しさや健康の源は「血」そのもので、血が不足すると体力の低下や肌荒れ、不眠、
イライラや不安感といった症状があらわれます。
精神が安定していないと、妊娠しにくくなります。血を養うレバーなども食材に取り入れるようにしましょう。

 

・「冷え」を無視しないで!
冷えを解消すると妊娠できるといったものではありませんが、妊娠を望むならまずは自分のできる範囲内で生活習慣を見直すことが大事です。
年中冷たい水を飲む習慣のある人が湯冷ましを飲むようにするだけでも、体内の熱を逃がさずにすみます。
下半身を冷やさないように腹巻や靴下、レッグウォーマーなどで保温を心がけ、お風呂もシャワーだけですまさず、湯船にしっかりつかるようにしましょう。

 

・朝の体温を計る習慣をつけましょう
朝、布団の中で測る体温が36℃に満たない場合は、低体温の傾向があります。
低体温だと免疫力も低下気味で、生理のトラブルもおきやすくなります。
妊娠を望むなら、生理が正常にあることがまず第一条件です。
生活習慣を整えながら食事や運動などで体温の上昇を計り、元気な卵子を育てましょう。

 

・基礎体温について
妊娠可能な時期は、毎日体温を計っていると分かります。
普通の体温計ではなく、「婦人体温計」を使います。
基礎体温には低温期と高温期がありますが、低温期から高温期に移るときの前後が妊娠しやすい時期です。

 

・骨盤の開閉と生理の関係は?
骨盤は体の中心にあり、仙骨と二枚の腸骨が膀胱や大腸、子宮などを囲むように立体的な形で、下腹部の内臓を守っています。
生理と排卵を軸に2週間かけてわずかですが骨盤が締まり、その後2週間かけて開きます。
骨盤が開いたり閉まったりすることで、骨盤内の子宮や卵巣の機能が上手く働きますが、閉まったままだと骨盤内の生殖器に支障が出ます。
骨盤の歪みを正すことで女性ホルモンの分泌がよくなり、妊娠しやすい体になります。
スマホやパソコン作業が多く猫背気味になっていないかなど日常生活を見直し、仕事や家事の合間にも腰を回したり体をひねったりして、腰まわりを柔軟にしておくと骨盤内の生殖器の血流がよくなります。

 

不妊治療に用いられる漢方薬

すでに不妊治療に取り組んでいて、西洋医学的な治療を行っている人にも、

心身のコンディションを妊娠しやすい状態に整えたい人にも、

自然の恵み・生薬で、気・血・水の不足や滞りを解消し、バランスを整え、ゆるやかに妊娠しやすい体を作っていく、漢方薬がオススメです。

 

・香蘇散(こうそさん)

イライラや情緒不安定・ストレス過多で、気のエネルギーが足りない気虚(ききょ)の状態の人は、それが排卵に影響を及ぼしている場合があります。

自分でストレスを発散しようと思ってもなかなか上手くは行かない、体質的にストレスに弱い人にはオススメできる漢方です。

 

・婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
冷え性や貧血、生理不順、生理痛にも効き、血が足りない血虚(けっきょ)に効果があります。

生理不順やホルモンバランスの不均衡など、妊娠をされたい方、妊婦さんはもちろん、出産前後の養生にも大変よい漢方薬です。

 

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
冷え性や生理不順などのトラブルを解消し、水が足りない陰虚(いんきょ)の状態に効果的です。

女性ホルモンのアンバランスな状態を安定させることで、月経困難症などの生理トラブルの解消され、また排卵などの生殖機能を整える役割もあります。

また血のめぐりを良くすることで、身体の中の毒素を排出する機能を向上させ、正しい身体のバランスを保ち、妊娠しやすい身体へと導いてくれる作用が見込めます。

 

 

まとめ

不妊の50%近くが原因が分からないようですが、初潮が起きてから閉経するまで妊娠の可能性はあります。
妊娠に至らない原因も人それぞれですが、漢方的に不妊は、血の不足や血行不良、ストレスによる気血の滞りが原因と考えられています。

妊娠に至らない原因は、血の不足や血行不良・ストレスだけではないかもしれませんが、自分に合った漢方薬を利用し、生理周期を正常に保つことで、生理不順などのトラブルを改善し、妊娠しやすい体を作りましょう。

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